曝首が笑ってる
道化師のように笑ってる
哀しみいくつも燻って
涙に塗れて笑ってる

曝首が啼いている
烏のように啼いている
憐みいくら堪えても
死んだ女に啼いている

曝首が詩ってる
詩人のように詩つてる
空虚しさいくつも重なって
ろくでなしの唄詩ってる

曝首が眠ってる
死人のように眠ってる
思い出いくら集めても
死んだ女は眠ってる