こういう時にね、自分は気丈に振舞うべきなんだと思ってるから親の前では普通に接することも出来る。
いろいろ思うことがあっても何処にも吐き出せなくて苦しいよな。
今振り返ってみても過去に最低な記憶しかほぼ残ってないのが哀しいかな
自分はすごい淋しかったこと。
どれだけ咽び泣こうが母は振り返りもせずに男とどこかに消えて行く後ろ姿を忘れない。
一緒にいて欲しかった時にずっと孤独だった。
運動会、行事に来てくれたことがほぼない。
周りは家族と過ごしてる時間、自分は永遠に独りで、でもいつか来てくれると信じてた。
託児所に預けられてる時だってそう。
周りがどんどんお母さんと帰って行く姿を見送るばかりで、結局最後まで残るのが自分。
不安過ぎて暴れて周りを困らせたことも。
そこで覚えた寂しさとか悲しみはこれからも一生消えないだろうし、引き摺ってしまう。
いつまでもこんなことで立ち止まってては前に進めないことは十分解ってんだけどね。
母は母親らしいところがなく、娘よりもお酒や男の人が大事だったから、それを子供ながらに呑み込める様になってからはもう自分の人生は諦めながら生きていくしかないんだってね。
ただ、この最近気付けたことや自分の中で変われたこともあって親に対する憎ましい気持ちは消え去った。
昔に自分が経験した、消えたくなるほど淋しい感情を母親は今してるんだと思う。
自分にしか頼れないからって感情すべて自分にぶつけてくるけど、それは荷が重すぎて。
どこまで自分が背負うべきなのか。
でも自分しかいないんだからすべて受け入れる覚悟でいないとね。
飲みに誘った友人は、まさか私のせいでこんなことになるとは思ってなくて後悔してると。
心配だったから良かれと思って誘ったし、飲酒も何度も大丈夫か聞いたし、自己管理はしてね。と言ったけど飲みたいって言ったから止めなかったって。…謝られたけど。
母親も酒は断つって言ってた。
でもまた飲む機会があれば絶対飲むと思う。
だってこれまでもめちゃくちゃ大きな失敗してきてるの見たけど止めてないから。
とりあえず、誰も悪くないし自分を責めるようなことはしないでほしい。って伝えたら、とんでもないことしてしまって、すごいショック。もうお母さんとは付き合えない。だって。
は?何それ?って思った。
そうやって逃げるの?
自分が悪いと思うんなら、そういう終わり方は卑怯じゃない??
それ知って母はまた取り乱して。
もうね、嫌になる。こっちが泣きてーわ。
でも自分が感情的になったらダメだと思ったから、あくまで冷静に。
けど、今は自分自身の事でモヤモヤしてることがあって考えられないからごめんね。お母さんとは縁を切る的なことを…。
おいおい。
その友人とは自分が産まれるずっと前から友達で、自分よりも母のことをよく知ってる仲だろうし、今までどんなケンカしても離れるようなことなんかなかった筈なのにここに来てそんなこと言っちゃうんだ?って。
あ、人の繋がりってこんな脆いもんなんだって思って、呆然とするよ。
親からは、みんなが離れてくくらいなら死んだ方がいい!って泣かれるし、どうすりゃいいんだよと。
自分じゃ解決できねーよ。
親の身体がまずこんなんで、動けねーのに。
こっちだって自分のことでいっぱいで親のことを考えてあげられる余裕なんか1ミリも残ってないのに、こんな事になって…
…はぁ。
でも今は絶望するよりも希望を持ってる。
全てが報われるなんて全く思ってない。
でも、きっと今を捨てなかったら必ずどこかで光が差すと思ってるんだよね。
生きてるなら果たしたい。
自分が強くならないといけないんだし、
こういう時に人間試されてる気するわー
まだまだ頑張れる。
早く親の状態が回復しますように。
離れた縁も戻ってきますように。
自分の状況も今より良くなりますように。
はぁ…。(笑)
どうして自分には平穏な日常がこない?
普通でいいから穏やかに暮らしたいだけなのになんか疲れたよなぁ。
でも自分よりもっと大変な思いしながら生きてる人だってたくさんいる。
その辛さは比較するほど野暮なこともないんだけどね。
本当に残酷なのはそんな人と日々の苦労や苦難も大して知らずに生きてる人と共に過ごすこの世界だと思う。
ていうかカタヤマ氏もつらさ故に他人に矛先が向いてる気がする。
落ちる所まで落ちたとしても全然嫌いにならないから、どんな最低でクズでも生きてりゃどうにかなるよ。
自分も、みんなが嫌い。
音楽で救われたはずが音楽に裏切られるなんてそんなの経験した者にしかわからない。
でもね、カタヤマ氏は母親想いで泣かせる最高な奴なんだよね。
癌に罹った母親を最後の最期まで献身的に看病して看取って、すごい尊敬する。
自分も母を憎しむ気持ちが消えたのは、そういうカタヤマ氏を見たから。
家族(いろんな形の家族が在ると思う)の繋がりは大切にしないと。
そんな家族に見捨てられる哀しさだよ。
やっぱり大好きな人たちには幸せに暮らしててほしい。
全部奪われて、立ってもいられないくらいボロボロになったとしても好きな音楽だけは奪えない。