(続きです)

この時点で、フランスは深夜2時過ぎ

朝5時になるのを待って、添乗員に今日以降の予定をキャンセルし、日本に帰ることを伝える。


実弟は身体が悪く、長時間の外出が出来ないので、葬儀の対応を任せる訳にはいかない。

スマホを使って、なんとか

夜10:00パリ出発の飛行機のチケットを取った。

女房と二人、チケット代50万円也(涙)


ここから先は、自分ですべての手配を進めなければいけない。

父親の今後の対応に加えて、慣れない海外の移動。不安が募る。


朝10:00にホテルをチェックアウト。

タクシーで空港まで移動する。

タクシー代は日本円で1万円を超える。


昼12時前には空港に到着した。

ここからフライトまで待ちになる。

カウンター自動券売機でチケットを購入し、手荷物を預けるのだが、この手荷物の預けが上手くいかない。

Google翻訳を使って、空港スタッフに確認するが、このチケットでは手荷物を預けられないと言う。結局、キャリーケース2つで3万円くらいの追加を支払って、出国手続きを終える。

夕方6時


空港内も広く、迷子になりそうだ。

搭乗口はモノレールで移動しなければならない。


なんとか搭乗口に辿り着いた。

空港滞在時間10時間。


飛行機の座席に女房と隣り合わせ座る。

女房もクタクタの様子。

夜10時、定刻にフライト。

これで、日本に帰れる。



パリ→羽田 14時間30分の飛行予定。

機内食もあまり喉を通らない。

行きよりも、帰りの時間が長く感じる。

日本時間18:30 やっと羽田に到着。


この時点で、父親が亡くなって、1日半以上経過している。葬儀場スタッフに電話連絡し、明日朝、打合せをしたいとの意向を伝える。


そして、羽田→北九州のチケットを取り直す。

本来なら、事前予約の格安チケットだったので、

キャンセルして、新たに、正規の金額でチケットを購入しなければいけないところ、

予定が早まった事情を話すと、そのままの金額でチケットを出してくれた。

とても親切なスターフライヤーさん。

人生、悪い事ばかりじゃない。



サグラダファミリア

ベルサイユ宮殿の見学を終え、

これから

モン・サン・ミシェル

パリ凱旋門

エッフェル塔見学

セーヌ川のディナークルーズ

パリ高級ブランドでの爆買い

と今後の予定は目白押しだったのに、、、


日本を出発してから、今日までの数日間

外国という異文化と、少ない睡眠時間のためか、

夢を見ている様だった。


日付が変わる直前に自宅に着き、

夢から現実に戻る。


今夜は父には会えない。


一報から40時間

疲れた。

とりあえず、自分の布団で寝よう。


「Zzz…」