こんばんは
4月も初旬になるとすっかり暖かくなって、もう寒さとはお別れかな。
気分的には良いのですが、最近、体のあちこちに軽目の違和感を感じるようになり、ちょっとという訳ではない状態です。
多分、単なる運動不足だと思うのですが、特に平日体を動かなくなってしまいました。
要改善とは思っていても腰が重い今日この頃です。
★今日のテーマは↓です★
★{80年代未聴の名盤を聴くという試み}★
◆アルバムの感想(1980年代)◆
・アーティスト名:Prince (プリンス)
・アルバム名:Dirty Mind (ダーティ・マインド)
・リリース日:1980年10月8日
今日はプリンスです。
僕は1984年から洋楽を聴き始めたので、プリンスの大ブレイク作である1982年のアルバム[1999]からは90年代初めまではリアルタイムで聴いてました。
この時期、レボリューション時代もありますが、1992年の[Love Symbol] あたりまではアルバムがリリースされたら買って聴いてたかな。
プリンスを知ったきっかけは、洋楽聴き始めた時にラジオかテレビの洋楽番組で[Delirious]を聴いてなんかカッコいいなと思って、[1999]を聴いたのですが、当時は過剰なセクシャリティに拒否反応が出てしまいまいた。
中学生には刺激が強過ぎたのか、それだけセンセーショナルなアルバムでした。
女性の喘ぎ声を曲の中で聴いたのもこれが初めてだったので...
2枚組の長いアルバムの聴き方というか楽しみ方がわからなかったのもあります。
そんなこともあり、プリンスに対しては好きと嫌いな気持ちが入り混じる感じでした。
名前も尊大だし(でもプリンスは本名ですね)、あと声もいきなりアイヤイヤイーってファルセットでシャウトするところとかも好きになれなかった反面、曲は好きなのが結構あって聴き続けてたという感じです。
それでも1984年のモンスター・アルバム[Purple Rain]からのレボリューションとのアルバムは素晴らしかったです。
当時はなんとなく聴いていたと思うのですが、プリンスの全盛期にその先駆性とポップ性をリアルタイムで味わえたのは洋楽ファンとしてはやっぱり幸せだったと思います。
そして今は学生時代に持った嫌悪感はすっかり消えて普通にフェイバリットアーティストですね。
TPOを関係なく聴けるというか、聴いてるとすごく心地よく気分良くなります。
拒否反応があった[1999]も今や大好きなアルバムの一つです。
何聴こうかなと迷った時はとりあえずプリンスって感じです。
僕にとってはそんなアーティストです。
また前置きが長くなりました。
既に亡くなってしまい久しいプリンスですが、とにかくまだ聴けてないアルバムが多すぎるのですが、今回はブレイク前の1980年の[Dirty Mind]を聴いてみました。
まずは率直なキーワードからです。
1. 1曲目の[Drity Mind]からポップ&ファンキー
2. 素直にグルーヴィでノリの良い曲が多い
3. プリンスにしてはすごく聴きやすい
4. 特有のクセは少なく感じるがやっぱりプリンス以外の何者でもない
5. 前半はポップな印象
6. 後半はポップさは減るがシンプルで濃厚なファンクナンバーが続く
7. 後半はパンキッシュなファンクでグイグイ引き込まれる感じ
8. でもそこが結構気持ちよく心地よい
といったところです。
始めの3曲はファンキーなポップスで聴きやすい曲なのですが、これは初期のプリンスのオリジナリティなのかなと感じました。
1曲目の[Drity Mind]が出だしのバスドラのキック音が印象的。キーボードフレーズはなぜかVan Halenの1984を思い出したりしました。
PVが↓です。衣装がぶっ飛んでますがめっちゃ好きです。
前半の曲の歌詞はHなラブソングが多いんだけど若いガキのピュアな恋心や欲望って感じで今聴くと微笑ましくなってきます。
後半になって行くとハードなプリンスが出てきます。
5曲目の[Uptown]なんかは打って変わって歌詞にもメッセージ性を感じさせます。
都会の危うさや人種や性別壁を超えていくようなメッセージを感じます。
5分超えの長めの曲なのもあり展開もカッコいいです。
ハードファンクな6曲目の[Head]は間奏のキーボードソロがカッコよい。
この[Head]と7曲目[Sister]の歌詞は人によってはかなり拒否反応起こすような、前半のチェリーボーイ的な歌詞とは一転します。
もう18禁のような歌詞でアダルトビデオのような世界です。
でも汚らわしい感じはなく今だとニンマリしながら聴くことが出来ます。
8曲目の[Partyup]も濃厚なファンク。グルーヴィに攻めてくれます。
アルバム通して感じたのはとにかくさすがプリンス。
ポップス、ファンク、バラードとヴァラエティに富んでます。
ロック色は薄めかな。
ポップで聴きやすい前半も良いけど、後半はシンプルな反復ビートを繰り返してファンキーに盛り上げてくるところ心地よい。
そして何より楽しく気持ちよく感じさせてくれる一番の要因は「曲が良い」ということ。
わかりやすいポップでファンクな聴きやすさが極上な初期作品でした。
そしてキャリアを積んで革新性が強くなってからも、曲の良さという事では一点の曇りもなく変わりません。
といったところです。
ではまた。
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