こんばんは

まだまだ寒い日が続く今日この頃、今日はあいにく東京近郊は寒い雨の日でしたが、先週末、近所の公園では河津桜が咲いてました。2月中旬はまだ咲いてなく蕾が出来始めた頃でした。
もう3月だし春はそこまでではなくもう春なんだなと実感です。

 



★今日のテーマは↓です★

◆{80年代未聴の名盤を聴くという試み}◆

◆アルバムの感想
・アーティスト:Quincy Jones (クインシー・ジョーンズ)
・アルバム名:The Dude(邦題:愛のコリーダ)
・リリース日:1981年3月26日

 

 

 



たまたま聴いた大御所クインシー・ジョーンズのアルバム。
2024年現在、御年90歳でジャズ・ミュージシャンでもあり世界のポピュラーミュージックシーンの生き字引のような人です。
マイケル・ジャクソンの[オフ・ザ・ウォール],[スリラー],[バッド]のプロデューサーとして超有名ですね。
思い入れはまったくなし、単に80年代の名盤ということでリスニングチャレンジです。

このアルバムをリリースした時は既に47歳だったようです。

US Billboard 200アルバムチャートでは最高9位、年間チャートでも25位を記録し、当時プロデューサーの作品としては大ヒットとなりました。
シングル曲も[愛のコリーダ]の28位を初め、ジェイムス・イングラムが歌う[Just Once]が17位,[Once Hundred Ways]が14位とヒットシングルを多く含みます。

まずは率直なキーワードからです。

1. 1曲目の[愛のコリーダ]は超有名な曲。ノリノリなダンスナンバーだ。
2. ブリブリなダンスナンバーは1曲目だけで以降はスムーズな曲が続く。
3. 最後の[Turn On the Action]はノリノリだ。
4. ダンスナンバーもバラードもアルバム通して良い聴きごごちだ
5. 41分というトータルタイムのバランスが良いんだな。
  長くもなく短くもなく、もう少し聴いていたいと思わせてくれる。
6. AORっぽい感じだな
7. でもR&B,ソウルの要素があるのが違う
8. BGMで聴き流すには最適
9. 特に車に乗って海沿いや夜の街を走ると感慨深いはず。車持ってないが...


といったところです。

ヴォーカルは、愛のコリーダとインスト曲以外は、当時人気のソウルシンガーだったジェイムス・イングラムとパティ・オースティンが曲を分けて担当。
スムーズで上手いヴォーカリストなのでアルバムの聴きごごちを一層良くしてくれます。
そしてコーラスを含めたヴォーカルが一級品という以外にもキーボード、ブラス、リズム隊含め賑やかだったりするのだが全く余計な音は一切鳴っていないのと全く古びてないというのが凄い。

通常、この時期のヒット作って今聴くとキーボードが古臭かったりブラスがやかましかったりするのですが、そんな違和感どころか現在でもポップアルバムとしての最高級品の完成度です。


ラップやヒップホップ的要素が入っているのもこの時代を考えると素晴らしいです。
多分、プロデューサーやオーディオ好き、アレンジャー志向の方には様々な感想が浮かぶアルバムでしょう。

言えることは、極上の聴きごごちというのはこのアルバムを指す言葉です。

 

アッパーな曲はノリが良いし、バラードのメロディは素晴らしい。
交互に展開されていくそれらの曲はスムーズに聴き手の気持ちを切り替えてくれながら心地よくしてくれるます。


まだアルバム通して聴くのは3回目なので、これから大筋のリズムとメロディを耳に入った状態で何度か細部の聴き込みをするともっと良く感じることができるアルバムだと実感できます。

もしかしたらスリラーを聴いた音像というか感覚というのはこれだったのかも...と、この先に作られる世紀の怪物アルバムを想起させてもくれます。

また大げさに書いてしまったかもしれないがトータル通して素晴らしいアルバムです。

素晴らしいアルバムだと思うが、僕が3回感想としてぱっと文章にするのはここまで。
あまり通好みなレビューはできないし、このサイトは直観書きがポリシーではないので...

下記の『トロロピザ』(Tororopizza Music Magazine)という音楽サイトがクインシーとこのアルバムを詳細に解説してくれててます。
ポピュラー音楽の勉強だと思って後で読んでみたいです。

 

 

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