
「Lancer」 2013
スウェーデンのメタルバンドLancerの1stアルバム。
メロスピやメロパワと漢のヘヴィメタルとの中庸を行く、メロディックメタルを地で行く作品。基本は北欧的透明感と美意識を持つ聴き易いサウンドですが、やたらキーボードをピロピロはべらせたりと言う事はしておらず、あくまでメロディの主役を担っているのは二本のギターです。伝統的なブリティッシュメタルのエッセンスが組み込まれているのも好感が持てます。
無駄にバタバタしているリズムやアレンジの甘さ、Joacim Cans似のあまり力強くないヴォーカルなど、クオリティはまだまだB級ですが、哀愁と高揚感のあるサビを初めとしたメロディセンスにはかなり光るモノが感じられ、歌の漢度と楽曲自体の緊張感がもっと増せば、次でアッと驚く作品が出来そうな期待が持てます。個人的には1、2、6、8辺りが気に入りました。こりゃ次作が楽しみだな。
日本盤ボーナスとしてEuropeの”Stormwind”のカバーが収録されています。ヴォーカルが似た様な系統なのもありなかなかハマっています。次作ではぜひとも”Scream Of Anger”を原曲の様に歌ってくれ。
※この如何にもメタルらしいジャケットもポイント高いのだ。