
「Rock You To Hell」 1987
イギリスのヘヴィメタルバンドGrim Reaperの3rdアルバム。
前二作もNWOBHMとしての出来は良いものの、残念ながら私はこのアルバムを最初に聴いてしまったのでどうしても物足りなく感じてしまいます。
兎にも角にも徹頭徹尾、メタルの良いところを凝縮したキャッチーかつ熱いナンバーが最初から最後までブッ放されています。演奏面を必要最小限にしてSteve Grimmettの歌唱を前面に押し出したのは大正解で、即効性抜群。一気に聴ける作品に仕上がっています。前作までは楽曲に対してSteve Grimmettの歌唱力が余っているきらいがありましたが、今作の楽曲とのマッチングは素晴らしく、ドラマティックな展開に彼の伸びやかでパワフルな歌が乗るとこれ最強です。
この作品を指してよく、似たり寄ったりの曲ばかりで一本調子だと言われますが、ウン、確かにそうだと思います。でもそれは欠片程も問題になりません。だってどの曲もこんなにカッコイイのですから。1,4,6とかいつ何時聴いても熱いモノが漲ってきます。メタルを聴いていて良かったと思わせてくれます。それ以上何を望むんでしょうか。
メタル初心者はIron MaidenやJudas Priestより先にこのアルバムを聴けと本気で思います。これを聴いて何も感じないならメタルを聴くのは諦めた方が良いです。かれこれ30年近く前の作品ですが、現在でも容易に入手出来る事がその存在価値を示しているんじゃないですかね。
と言うわけでまだ聴いたことの無い方は馬車馬の如くお店に駆け込みましょう。
Rock You To Hell !!