Kenny Rogersの"21 Number Ones"が絶好調ですが、やはり特筆すべきはBarry Manilowのニューアルバム"The Greatest Songs of the Fifties"の売れ行きの良さでしょう。アメリカ国内で1週間で156,000枚だそうです。
そろそろ還暦を迎えるBarry Manilowはデビュー以来一貫してチャートの成績がいい人で、1977年のライブは全米1位になっておりますが(今回29年ぶりの1位)、デビュー以来ずっとチャートに入れております。
Concord Jazzなどインディーレーベルからリリースしたものもちゃんと入っております。たいしたものです。ちなみに今回のメーカーはアリスタです。

ベテラン勢でいえば、Paul McCartneyの"This Never Happened Before"がいい感じのようです。典型的なMcCartney節の曲で、往年のギラギラ感はありませんし、地味ですがいい曲です。この人は40年以上ディストリビューターがキャピトルというまた面白い人でもあります。
BillboardのHot 100でトップ20に入った最後の曲が"Spies Like Us"でそれから21年、その後トップ40に入ったシングルは"Press"と"My Brave Face"となっております。ただしA/Cチャートでは最新アルバムからのファーストシングル"Fine Line"が31位と、恐るべき息の長さを見せつけております。
5拍子の曲をヒットさせるというなかなか強烈なグループだったCarsが再始動したニュースは去年飛び交っていましたが、オフィシャルサイトができておりました。
http://www.thenewcars.net/です。
話題になったティーザーヴィデオ、"Not Tonight"も見られます。ドラムスはプレイリー・プリンスに決まったようです。
トッド・ラングレンとカシム・サルトンをメンバーに加えたのはなかなか面白いなあと思います。ボーカル担当、として考えるとこの2人とリック・オケイセックとベン・オールの関係は確かに似ているからです。

今年アルバムが出るのであれば、1987年に26位まで上がったラストアルバム、"Door To Door"以来19年ぶりの新作となり(Steely Danと似たようなスパンですね)、シングルもヒットすれば"Coming"Up To youが最後のヒットなので(1988年・74位)やはり相当久方ぶりになるといえます。

このグループは果たしてリンゴ・スターが始めてみながやるようになった、オールドタイマーによるロックンロール・レビューになるのか(New CarsではNazzの曲もやるそうですし)、はたまた本気で新しいロックンロールを作ろうとしているのか、注目されます。

"Not Tonight"のサウンドプロダクションはインディーのそれとは一線を画すとてもゴージャスなものなので、ひょっとして相当本気なのではないかと思われます。楽しみです。
ボブ・ディランの特集だったのでレコード・コレクターズという雑誌を買ってみました。
内容は、筆者の感想と推測に満ちたもので、資料性を求めて買ってみたのですがどうやらそういう方向性ではなかったようです。
ひとり素晴らしい着眼点から記されているライターがいらっしゃいましたが、文章があまりにも幼稚で(評論文で「(笑)」を初めて見ました)もったいないなあと思いました。
ディランのモノラル盤というマニアックな記事も面白かったですが(冒頭の1/3はとくに何を書いているわけでもないのが難点ですが)、何がマニアックかと言うと、レコードの音の善し悪しをその「音」ではなく、「製造番号」で決めるというその恐るべき発想がマニアックでした。もはやそこにはアーティストがどういう音でレコードを作って欲しかったか、という部分はまったく関係ないのが素晴らしいです。ぜひ彼には60年代のAM Popだけではなく、FM時代のレコードでもこの研究をして頂きたいと思います。

P22-31は素晴らしく、巻末のアルバムガイドも強力でした(ただ、中には「ぴあ」の映画評と五十歩百歩のものもあり、ライターの力量の差がちょっと激しすぎるので、もう少し均一にした方がいいかもしれないと思いました)。

来月はなんとピンク・フロイドの「狂気」特集らしく、かなりワクワクします!
Barry Manilowの"Unchained Melody"は順調にアメリカではエアプレイされており、相当いい感じです。実力のある人は何度でも復活しますね..。ジョージ・ハリスンなども"Set On You"で復活したときはもはや若い人が誰だかわからずに聴いていた側面があったそうですし(もはやロックンロール・パロディの域?)。

またもや「だれそれ名曲を歌う」シリーズブームだからでしょうか、Michael McDonald
が2004年にR&Bアルバムチャート17位に入れた"Motown"はいい作品でしたが、"Ain't No Mountain High Enough"が今になって盛り上がっているようです。まさにFM向けのサウンドなのですが非常に素晴らしいです。
元々はマーヴィン・ゲイとタミー・テレルの曲で、後にシュープリームスをやめた直後のダイアナ・ロスがヒットさせておりますが、デュエット曲なのでひとりで歌うのはどうかな~とも思いますが(^^)、とにかくこのマイケル・マクドナルドのバージョン、どう聴いても白人じゃないです。かっこいー。
ちなみにこの曲、2004年のビルボードのA/Cチャートで5位まで上がっております。
メルボルンでのライブからの"No More Cloudy Days"が絶好調なEaglesを筆頭に、最近チャートで活躍しているベテランといえば、Santana("I'm Feeling You")、Eric Clapton("Say What You Will")というギタリスト系に加え、Cyndi LauperやRod Stewartなどでしょうか。

面白いことにサンタナはミシェル・ブランチ、シンディはサラ・マクラクラン、ロッドはダイアナ・ロス(うひょー)との競演で、ボブ・シーガーのチャート返り咲きもそうですが、ベテラン系は昨今はこういった「フィーチュアリングだれそれ」というパターンでのヒットが多くなっております。

ギタリストのヒット曲と言えば最近Bonnie Raittが"I Don't Want Anything To Chang"でチャートに入れておりますが、この人はいまだに会社がキャピトルで、ちゃんとメジャーでやっているのはすごいなあと思います。

あと、Barry Manilowが"Unchained Melody"で注目されておりますが、「だれそれ、いい曲を歌う」というパターンは今後も続きそうですし、面白くない新曲よりも昔の名曲をどう料理するか、という楽しみもあるのでどんどんスタンダードナンバー集のようなアルバムもいろいろなアーティストに出して欲しいなあと思います。
ほとんどの人が還暦を迎えた、60'sロック軍団ですが、60年代の前半にデビュ-したのにいまだに50代のアーティストといえば..。

The KinksのDave Davies。この人は現在58歳である。えー。
Steve Winwood。この人は57歳である。
The Beach BoysのCarl Wilsonは生きていたら今59歳である。1961年デビューなのに??? ひょー。
Stevie Wonderは今55歳。どうなってんの?

逆算すると中学生くらいからプロになっちゃってんですね..。スティービーをのぞくとみんな弟です(^^)。
アニキが若けりゃ弟もそりゃ若いですよね。カール・ウィルソンなんて末っ子だし..。
 Neil Diamondの新曲"Delirious Love"、これのBrian Wilsonがフィーチャーされている方がなかなかアメリカのチャートで検討しているようです。
 ご両人ともアメリカのロック界では超大物なわけですが、Neilのこのアルバム"12 Songs"も売れに売れ(ビルボードのアルバムチャート最高4位!)、たいしたものだなあと思っております。
Brian Wilsonも最新アルバムの"Smile"を2004年にやはりアルバムチャート13位に送り込んでおりますが、この40年以上活動しているロックンローラーがいまだに力を失っていないのは恐るべきことだと思います(だって、日本のアーティストでチャート上の立場を5年保つ人ってどれくらいいますか?)。

 さて、曲の方はというと、いわゆるニール節のバックにブライアンによるこれでもかというくらいのビーチボーイズスタイルのコーラスがからむ、シャッフルの楽しいナンバーとなっております。エンディングがカワイイ! これくらい若いミュージシャンもやれってくらい粋なエンディングです。

 いい曲ですよ~。