ムンステッドウッドの香りに引き寄せられて・・・ | みどり屋根の小さな庭 T字路の奥

ドリフトローズ 

ほぼ放置で、花持ちも良く、絶え間なく咲く

             半横張りなので邪魔くさくてしょっちゅう刈られる

                          しかし咲く

             香りがないので誉められもしない

                          けれど咲く

                    人間もこうありたい・・・ショボーン

 

2019年は昨年からの宿根草の庭づくりを目指して夏を迎えたのですが

年始に「少しだけなら・・・」ということで購入したドリフトローズ二本に

始まり、最終的にはバラが現在40種類程になってしまいました。

 

というのも、そもそもは・・・

真夏の園芸店で、バラ苗を2割引きで売っていて、

しかも、何とも言えない芳香が・・・

 

香りの主は、フランスアンフォという薔薇でした。

疲れを癒してくれるかのような、爽やかな、香り。

深呼吸しても、深呼吸しても、飽きません。

その小さな薔薇一輪の内に、心身の疲れを取り去ってくれるかのような

力を秘めていました。

 

本当は、薔薇には手を出さない、と決めていたはずなのです。

肥料食い、虫がつく、苗も安くはない、難しそう、面倒くさそう・・・

そんなイメージでした。敷居が高いといいますか。はい。

 

けれど、フランスアンフォの香りには抗えず、

結局その日、レッドキャプテン、マミーブルー等、数本を

買ってしまい、庭に、薔薇ゾーンが出現してしまったのでした。

 

現在たった半年で40種類程にもなってしまった薔薇なのですが、

爆発的に増やしてしまうキッカケとなった薔薇は、

ムンステッドウッドというイングリッシュローズです。

 

秋の園芸店の薔薇コーナーといえば、半ば売れ残り的な様相を

呈してうらさびれたような雰囲気さえ漂っている中、

一輪だけ咲いた濃赤色のムンステッドウッドはその色にも負けない

濃厚な香りを放ち、何度その場所を後にしても、ついまた

引き寄せられて戻ってしまうというような魅力を持っていました。

とはいえ、小さな鉢植え苗で、4000円近いのです。

冬の苗販売季節から半年以上も経た売れ残りのくせ

(ムンステッドウッドよ、ごめん。でもホントなので ^_^;)

4000円もしやがるのです。たっ、高いだろっ!!!

 

でも、買ってしまった。

そしてその咲いていた一輪を花瓶に挿して

香りを楽しみました。

あぁ~、薔薇ってこれ、この香り、この匂いだよね~、そうそう、

これこれ・・・とでもいうような、何とも言えない懐かしいような

深く、濃い香り。

 

ばらは、姿形も良いですが、自分には、やはり香り、匂いが

いちばんの魅力です。香りは脳髄を直撃して、一瞬のうちに

幸せな世界へと連れていってくれる。

 

というわけで、「宿根草もいいけれど、色んなバラを知ってみたい、

どんな匂いなんだろう、どんな風に咲くんだろう」と秋の予約時期に

あれもこれもと大量購入してしまったわけなのでした。

 

秋から冬は特に日当たりの良くない庭なので、春以降、どんな風に

咲いてくれるのか、咲かないのか、期待と不安でいっぱいです。

冬の庭も嫌いではないけれど、やっぱり春は待ち遠しい!

 

 

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