僕の涙はどこ吹く風。
時間が経てば心を時間が癒してくれる。
という言葉は本当なんだろうか。
13年間の時間はどうやって埋めればいいのだろう。
その日、その場所、その時間を一生懸命過ぎやしないかい。
前へ前へ活きていく事。そしてそれを繰り返し過ぎてはいないかい。
苦しみながら前へ進む。
後退しながらも少しづつ前へ進む。
やるべき事が多すぎる。
頭が混乱して心ここにあらず。
歌は自問自答の手段で僕を苦しめる。
シンガーソングライターとはそんなもんだ。
僕の涙は渇水し、右も左もわからない2歳児のようだ。
けど、心臓も動いて息もしてる。パソコンのボタンも押している。
親父に電話した。
親父『今ね、麦わら帽子かぶって江田島中学校の草刈しょぉるよ!!!』
定年退職した親父は学校の用務員として働いている。
俺『親父、迷惑かけるね。』
親父『大丈夫よ。いつでも帰ってきんさいや。』
俺『いやぁ今年は帰れんよ。東京でやる事一杯あるけん。』
僕は近かったら今すぐにでも飛んで帰りたい。
親父『今日は暑いのぉ』
親父の草刈の姿が電話越しでも目に浮かぶ。
自然と涙が出てきた。
2011年、個人の収入も、会社の経営も好調。
だからこそ悔しいのだ。
この悔しさから開放されたい。