では年長組(5歳児)に関わる大人はどうすればよいでしょうか? 今回も保育の場面で特に人間関係を中心に考えてみましょう。ニコニコ


人間関係を深める


 子どもが互いに関わりを深め共に活動する中で、皆でやってみたい目的が生まれ、工夫したり協力したりするようになっていきます。ニヤリ


この過程の中で、自分の思いを伝えあい、話し合い、新しいアイデアを生み出したり自分の役割を考えて行動したりと、友だちと力をあわせて協力するようになります。


 共通の目的が生まれる過程や試行錯誤しながら葛藤体験を乗り越えていく過程を大切に受け止め、子どもひとりひとりの経験の違いを把握して適切な援助をしていくようにする。


キョロキョロ具体的には全ての子が一斉に同じ発達をするわけではないのでひとりひとりの今の発達状況を把握し、難しいところは手を添えてサポートする、また、声をかけてアドバイスをする。この時最後は自分でできるようにして「できたね!爆笑」とその子に達成感を持たせるとともに他児にも「◯◯ちゃんできたよおねがい」と同じラインにいることを伝えていく。時には友だち同士で助け合えるように声をかけることで「私はここを手伝ってあげるウインク」「僕のここみてやったらニヤリ」など、早くできる子もみんな一緒にできる(できた)と感じることが大切になります。

 

年中と違うところは過程も大事にしながら、結果へ紐づけていく、「~やりたい~したい~やってみたらたのしかった」てへぺろというような子ども自らが意欲的、積極的に関わり進めていく主体的な活動のできる環境を用意し、集団の中で他者を認め、他者から認められることで満足感や達成感を得ることができるようにする。


例えば(集会)

おねがい終わりの会などで今日一日の出来事を話し合い

「あの子はこんなことを思っている!びっくり僕はこれができたよ!照れ

などを伝え合い、仲間の存在に気づく環境を作る。今日の活動が仲間との関わりを通して、お互いが一つの目的に向かっている活動であることを感じて喜んだり、刺激し合ったりしていることが心の育ちへつながっていきます。


 ラブラブ大人は見守りながらその子その子の気持ちを受け止め適切な態度(優しい心でイエローハート)で接していくことが大切になります。