三項関係(まとめ)


10か月ごろまでの子ども達は、ごく自然に獲得しているように思える[子どもと大人ともの]という三項関係ですが、今まで書いてきたように二項関係共同注視など大人とのやり取り(共有関係)が合ってはじめて成立するのです。そしてこの発達順序を踏まえて、他者(友だちを含む)を認識することができると言われています。ニコニコ



気になる子のなかには?


※園でよく聞くことのある[気になる子]の中にはこの三項関係をとばして、歩いたり、走ったり、服が着られてボタンもトイレも全部できるようになってしまう子どもがいます。なんでも自分一人でやれるので助けを求めることがなくなって、人との関係が希薄になってしまいますし、言葉も必要としなくなり、人間関係(社会的発達)の構築に支障をきたすといわれています。ショボーン


三項関係の成立に疑問のある子がいたら、その子の興味のあるものに大人が寄り添うことを心掛けてあげることで、少しずつかもしれないけれど三項関係の成立へ向かうかもしれません。キョロキョロ


三項関係が成立することとは、[子ども]と[大人]との思いの共有ができることで、子どもと大人とが[もの]を見て共感し、同じような感情を持ち、感動できたり、心が通じ合うことができる社会的発達であり、出来ること、わかることが増えることだけでなくて、「できてうれしい」「もっともっと」「できた、ねぇみてみて」という気持ちを人と一緒に感じることが必要でこの時期を豊かに過ごすことで社会的発達が促され自我の形成へ向かうことができるのだた思います。ラブ