俺がドラムを始めたのは高1の時。
キッカケは、一本の映画との出会いだった。
その映画のタイトルは 「嵐を呼ぶ男!!」
主演は石原 裕次郎で、無名の流しドラマーが一気にスターダム
にのし上がる様を描いたもの。
後に、この映画は、渡哲也や渡辺裕之主演で二度リバイバル
されている。
話を戻して、劇中、主人公がライバルのドラマーと
ドラムバトルをするシーンがもの凄くカッコよく見えて、
ショックを受けた。
それから、俺のドラマー人生がスタートした。
ドラムを始めて約一ヵ月が経った頃、ある事に気が付いた。
石原 裕次郎のフリとドラムの音があまりに
ズレてるではないか!!
しかも、どう見ても無茶苦茶に叩いてる様にしか見えない。
フォームも素人くさいし、あまりにもギコチなさ過ぎ!!
茶番にもほどがある。違う意味で大ショックを受けた。
俺は、あまりのショックで酒と女に溺れ、
落ちるところまで落ちてしまった。
ああ、悲しいかな人生。