良く「ディフェンスライン」とか云うけれど・・・


ヘンなことを云うようだが、先の試合で、その「ライン」ってヤツが見えた気がした。

「見えた」と云うべきか?どちらかと云うと、「感じた」と云った方が正しいか?

なんにしろ、はじめての感触。


自身は前線ポジション。味方ボールキープで左右から押し上げようとしていた。

見渡すと、敵ディフェンスはダイアモンド陣形でど真ん中にスペース。

すぐにマンマークに付かれるのが分かったので、すかさず、そのスペースに飛び込む。


ポストでタマを受け取れれば、次の展開が期待できるか?くらいのつもりだった。

しかし、その瞬間・・・

両翼の敵ディフェンスがそれぞれのマークを捨て、オレのラインまで下がってきた。


オレへのパスをケアして、全てが視界に納まるポジションまで、ディフェンスラインを下げる形になった。

結果、味方両翼はフリーで攻め上がり、見事にシュート。

これが決勝点となった。


テレビ観戦では、上から見ているから、「ラインコントロール」と云う表現は良く分かる。

しかし、いざピッチに立つと、何のことやら訳が分からなくなる。(笑)

この日、ピッチ内で、はじめてその「感覚」を「見る」ことができたように思う。


「観戦」と「実戦」の感覚の一致・・・すこしだけ、サッカーと云うスポーツに近づけた気がした。