蹴れない理由がなんとなく分かった。


いわゆる「追いダマ」が蹴れていないらしい。

壁当てで手元に戻ったタマを一旦止める手続きを端折ったのがまずかった。

いわゆる「向かいダマ」の打撃に慣れた分だけ、「追う」時のインパクトポイントがずれてしまう。

軸足位置も違っているが、それより大きいのがやはり上体の動き。


「向かう」タマを蹴り返すとタマ自身の反発力が効いて気持ちよ~くすっ飛んでゆく。

しかしオレくらいの大物になると、コイツがコントロール失ってまさしく「鉄砲ダマ」となる。

練習場所によっては重量のあるサルダマだけに一気に近隣を巻き込んだ社会問題化する事態もあり得る。


結果、無意識にタマの威力を抑えようと最終段階で体を閉じてしまっていた。

縮こまった体で軸足ずれたままタイミングも合わなきゃ、そりゃ撃てない訳だ。


小学校のグラウンドでサッカー小僧達がビシバシとゴールネットを揺らしている。

マッタク忌々しい。たった15分ばかりの休み時間でもグラウンドで練習、練習・・・

「若い」ってのはヤツラの無限無敵の武器と認めざるを得ない。


しかし、・・・だ。今にミテイロ。

「過ぎ去った時間」を、「財力」と「老練な経験値」であがなうオッサンパワーを甘く見るなYO。