春,
初めの頃、
毎年見る夢。

私の父親の素っ頓狂な顔と語り口調のリアルな夢。

そうして聴きたくなるのは
リッキーリージョンズ。

変な人だった。

今頃天国で、やっぱりあの変てこな口調とズレたテンポで
周りの人を困惑させているに違いない。

なんだか、人の話を聞いているのかいないのか、
自分の喋りを朴訥として語り、
そうかと思えば、ちゃんと聴いていて、
それも変な時に相づちめいた返事を返す。

おかしな人だった。

いつも、この頃に見る夢から目覚めて夢の意味を考えると
墓に来いと、
半ば命令口調で言われているような気がする。

彼岸だからかもしれない。

成人してから数回しか合っていない父親だけど、
いつも見守っていてくれるような気がするから不思議だ。

春と言えば花粉で鼻もむずむず、目も痒い。
梅の花も、桜の花も、
花曇りの中、二人で静かに歩いて楽しんだ春の日だった。

春は、なにかと香り立つ季節。
土の匂い、花の匂い、木の芽の匂い。
目も鼻も心の奥のひだひだも、
過敏な程に神経質で、
出来れば誰とも接触したくない季節。

素直に
自然に向き合い、
自分に向き合い、
そして確かめるのは、

今自分がこうして
幸せに生かされている事への
不思議と感謝。

ありがとう

そして

大丈夫

ずっと

大丈夫

これ迄も
今も
これからも。

The Ballad of the Sad Youn.../Rickie Lee Jones

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I’ll Be Seeing You /Rickie Lee Jones

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