若い頃読んだ本で、リンドバーグ夫人の
『海からの贈り物』
というのが有りました。
女性の一生をいろんな貝に例えて、
女性精神性を書き表している本。

私の年代は、『たこぶね』の章に入ったのだろう。
女も、男も、精神的に独立し、離れ、離れる事でより一層一体感を増す。
そんな時期にさしかかっているのだろう。

海からの贈物 (新潮文庫)/アン・モロウ・リンドバーグ

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チューリップの財津さんが昔から好きだった。
財津和夫さんの歌は、詩がいい。
男と女の別れは、財津さんの詩では、
『男から見る女性の神像化』っぽくて、
いつも、『男性らしい描写だな』って思ってしまう。
男性にとって、女性とは永遠に分らぬもの、
分らぬ物を追い求める切なさであり、憧れ。
それが、ルノワールの女性裸婦像に相通じる物が有るようで、
美しいのだ。
女性の魅力って、
こうじゃなくちゃぁならない。

男性にとって、
圧倒的に魅せられ、捕らえて離さない神秘の世界に引き込む女性の力とは、
一体何であろうか?
性的魅力なんか到底かなわない、
もっと、生命の根源に近い、
子宮の中に居た頃からの絶対的な安心感とか、至福感を讃えた聖母のような秘めた力。
女性の笑顔や、瞳の奥から見て取れる、
その人の精神的な芯の強さ、潔癖さ、善良さに
男は身を埋めてみたいのではないだろうか。

財津さんの歌には、
そういう意味で、女性に脱帽しているような潔さがある。
そんな男性の抱く、理想の女性像に恥じぬ様にと、
時々女の端くれである私でさえも、
襟を正す意味で、こんな歌などを
聴きたくなってしまうのだ。

さよなら道化者 /チューリップ

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