瓦礫は絆で済まされるのか? |  みらいの種 

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私は瓦礫は燃やしてはいけない、拡散してはいけない
という考えを持っています。
26年前のチェルノブイリでもやらなかったことです。
燃やすとせっかくとどまった放射能がまた大気中に拡散して
燃やした場所を再度汚染します。

今日本では「絆」と称して世界も驚く焼却を行おうとしています。

被災地が汚染しているんだからお前らも汚染を分かち合えとか
そういうマイナスな行動に出るのではなくて
同じお金を使うなら、被災地から安全な場所に人を避難させることや
また放射能に汚染されていない安全な食べ物を被災地に届けたり
人々の健康を守るために使って欲しいです。

被災地では焼却場は2年でできると環境省は言っていますが
実際は危険だからと許可を出しません。
陸前高田市長は去年の5月には「地元に焼却場を作ってくれ」と
国や県に直談判していますが、却下されています。
そして多額の税金を使って全国で瓦礫を燃やそうキャンペーンをしています。

環境省はバグフィルターで放射能は99.9%除去できると豪語していましたが
島田市で焼却試験が行われ、その島田市が出したデータをもとに我々が試算したところ
セシウム137だけで10万ベクレル、約4割のセシウム137が
大気中に拡散したかどこかにいってしまったことになります。
国内の全てのバグフィルターメーカーも「バグフィルターでセシウムは除去出来ない」と言っています。
以下、PDFファイルに検証結果がありますのでご覧下さい。
http://www.yasuhirok.sakura.ne.jp/Products/Shimadacity_RI_Garbage_Report_Final.pdf

また下の動画は瓦礫について髙島宗一郎福岡市長と細野環境大臣の対談です。
福岡市長が「科学的知見を!」と質問しているのにも関わらず
細野大臣は一切答える事が出来ませんでした。
私の会社でも国や自治体に散々「データを出せ」と嫌というほど言われてきましたが
原発事故が起きたからと言って「絆だ」とデータは一切無視
100ベクレル以上は核廃棄物としてドラム缶に詰めて六ヶ所村に厳重に管理してきたにも関わらず
事故後は突然基準を変更して「8000ベクレルまでは埋めて大丈夫」と変わりました。
また「食べて応援」と核廃棄物を食べさせられてきました。
知らない人は「テレビや新聞が私達を騙すわけない」と思っているでしょうけど
実際は国民を馬鹿にしているとしか思えないような政策を強要されてきました。

こんな嘘ばかりの政府の言う事を信じて、子ども達の健康を守れるでしょうか?
バンダジェフスキー博士はこんなことを続ける日本の数十年後に
日本人がいなくなることを大変危惧していました。
チェルノブイリは1週間で事故を封じ込め、放射性物質を拡散しないようにしました。
被曝から守るため、汚染地域から多くの人を強制移住させました。
それでもなお、数百万人の人が命を落としています。
バンダジェフスキー博士はあと50年でベラルーシやウクライナの生粋の民族が
絶えてしまうのではないかと仰っていました。







神奈川を瓦礫から守る会より
http://blog.livedoor.jp/kanagawamamoru/archives/4937764.html

福岡市長が、細野大臣に自治体の事情を語る。
高島市長
福岡には福岡方式という独自のごみ処理を行っており、博多湾から水を造り、福岡市民は飲んでいる。
そんな中、瓦礫を燃やして、飲み水にセシウム等が含まれるというのを 考えると・・・・広域処理受入れは困難。

細野
海でやっている地域は他にもある。
個別に、話し合いを進めている。
もしよろしければ、一度しっかり話をさせてもらいたい。福岡市の焼却施設はとても良いと聞いているので、そこを使わせてもらいたい。

高島市長
相談っていっても 科学的知見が・・・・
これまで100ベクレルは放射性物質だった。これからは100ベクレル以下は安全というのは矛盾している。
福岡市にいても、絆という感覚はある。
基準が上下するのは 説明を住民にできない。
環境省がやるべきことは 科学的知見です。

福岡市に焼却所をつくるとなると 10年仕事
東日本(東北)だったら 二年くらいで済むと言う話ですよね?
そしたら、その時は、人員を配置します。そこを理解してほしい。

細野
被災地に専門の人は喜ばれている。
実際に福岡市は非常に力がある。・・・・

貴重なご意見ありがとうございます。

要旨だけまとめました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

福岡市の高島市長 素晴らしいと思います。
各自治体には各自治体の事情があり、守るべき市民がいます。
細野大臣は、博多湾の海水をろ過して、福岡市民が飲料水に使っていると説明しても尚
福岡に広域処理を理解してもらいたいと言いました。

なぜ?

ここまで、試験焼却であっても、また、東京都にあっても、広域処理を行っていない横浜港にあっても
放射能物質を含んだごみを燃やすと、排水が汚染されているという真実があります。

その排水の数値は 横浜市では200万ベクレルという 恐ろしい数値です。
これを林市長は対策を打とうとしません。
神奈川の海は確実に汚染されていっています・・・。

林市長や細野大臣は何が望みなのでしょうか?
健康に被害がでると懸念される事を・・・どうして やみくもにやらねばならないのでしょうか?
私たちにはその部分の理解はきっと一生できそうにありません。

瓦礫焼却をしたら、排水は汚染されるという現実があるからこそ、高島市長は 福岡市の事情を話されたのだと思います。

福岡市は、数年に一度、降水量不足から、断水を行う事がありました。
夏場の断水はとても厳しく・・・市民生活に支障をきたします。
だからこそ、海の水をろ過し 飲料水にする技術を取り入れたのです。

福岡には福岡の歴史があり、福岡の人間の生活があります。
それを、細野氏の愚策により潰されたくない。
もちろん、これは全国に置いても同じです。 その事を知って尚 厚顔無恥に瓦礫焼却を願う細野氏が
ワタシには悪魔に見えてしかたありません。

100ベクレルのお話にしてもそうです。高島市長 良い事を言ってくれたと思います。
国が都合よく数値を動かしたとしても、実害は実害としてやってきます。

貴方は、昨日まで「毒物」として 食べてはいけないと言われている食べ物を
今日からは「基準が変わったから」の理由で食べる事ができますか?って感じです。
私は食べる事ができませんし、息子にも食べさせることは絶対にありません。

私は大丈夫! 私の家族は大丈夫!なんて思いがあっても、健康被害は起こるときは起こる。
それを考えると、やっぱり・・・100ベクレル以下であっても、燃やしてはいけない!
それは 神奈川に限らず 世界中で燃やしてはいけない「しろもの」だと私は思います。