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放射能から子どもを守りたい
~母親たちのネットワーク~
(NO.3098)
東京電力福島第一原発の事故から半年あまり。食品、土壌などから次々に放射性物質が検出される中、「子供を放射能から守りたい」と、30~40代のごく普通の母親達がネットワークでつながり活動している。今や200余の団体、賛同者は1600人以上に発展。行政が測らない食品を独自に測定。秋の運動会シーズンを前に、近隣市町村の母親達が連携して行政に働きかけ、校庭の除染を実現させる。更に、国が被ばくの上限として、内部・外部合わせて「生涯100ミリシーベルト」という基準を設けようとする中、母親達は、「子供だけは特別の配慮を」と公聴会に駆けつけ、国内だけでなく海外の専門家にも直接意見を聞き、政府の意見募集に積極的に投稿、今月末には厚労相にも直接訴える。立ち上がった母親達に密着。どうしたら子供を放射能から守れるか考える。
NHKのクローズアップ現代を見た。
これを見た人はみんな放射能に関心のある人ばかりだと思う。
コメンテーターで福島県のアドバイザーが出ていたんだが
この御用学者、デタラメばかり言っていた。
「チェルノブイリでは放射能より精神的な影響が大きかった」とか
「アメリカの水道水の基準は1200ベクレルで日本の水は世界でも平均的な値だ」とか
「100ミリシーベルトまで浴びても大丈夫」だとか
「福島の学校のグラウンドが1年いても0.11ミリシーベルトしかならない」とか
とんでも発言を繰り返していた!
正しくは、アメリカの水道水の基準は0.111ベクレルだし
福島のグラウンドで1年0.11ミリシーベルトだと0.01μ/hだ。
こんなのあり得ない!
この番組を見た人は放射能に関して意識の高い人ばかりだと思う。
こんなウソがまかり通るとでも思っているのか?
御用学者も悪いが、NHKはもっと悪い。
お母さんたちの活動を追う形で取材しておいて、結局プロパガンダ放送である。
本当に腹が立った!!
世界の水道水放射線基準値
世界の水道水の放射線基準値は下記のとおりです。
●世界の基準値
WHO基準 1ベクレル(Bq/L)
ドイツガス水道協会 0.5ベクレル(Bq/L)
アメリカの法令基準 0.111ベクレル(Bq/L)
●3/17までの日本の基準値
ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L)
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )
出典は下記です。203-204ページ、表9-3参照
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf
●現在の日本の暫定基準値
ヨウ素 I-131 1000ベクレル(Bq/L)
セシウムCs-134, 137 合計500ベクレル(Bq/L )