除染実験 |  みらいの種 

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みらいの種を毎日蒔いています

昨日お借りした機器を使って汚染のひどいうちの庭で除染実験をしました。

光の速さで水を振動させて、土と結合した放射性物質を分離させる原理です。

ホースに機器を取りつけます。



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普通の水道水が振動水に変わります。



みらいの種 -110913_1012~01.jpg


振動水を5分間約50cm四方に流し続けました。



みらいの種 -110913_1013~01.jpg



その後、水が引いてから時間を決めて放射線量を計測。


みらいの種 -110913_1014~01.jpg



ガイガーカウンター SOEKS-01M 使用

10回計測し平均値を出しました。


以下が結果です。(単位 マイクロシーベルト毎時)


① 土  実験前 0.25

  5分後   0.19   24%減少

  10分後  0.18 28%減少

  20分後  0.20  20%減少

  2時間後  0.17  32%減少

  24時間後 0.14  44%減少


② 芝生 実験前 0.27

  5分後  0.22  18%減少

  10分後  0.22  18%減少

  20分後  0.22  18%減少

  2時間後  0.22  18%減少

  1日後   0.21   22%減少



③落葉の集まる箇所

 ホースが届かず実験出来ませんでした。




土は24時間経過後の放射線量が約44%低減していました。

芝生は芝生自体が汚染されているようで土のみに比べると

低減率は緩やかでしたが24時間後には約22%下がりました。


*高圧洗浄機を使うと効果が高まるようですが

 うちのホースが古く使用出来なかったため、普通に水をかけています。

 仮の実験として行ったので草取りしたのが約50cm四方のため

 周囲の放射線の影響を受けている可能性があります。

 正確性には欠けると思われますが田の影響で線量が高く出ても低く出ることは考えにくいです。


この振動水を使うと放射性物質と土等が再結合しにくくなるそうです。

ただこれからデータを集めるようですので詳細については不明。

理論上は土と分離した放射性物質が下水に流れて汚泥になるそうですが

うちのような山だと水は地下に浸透するだけでどこにも流れていかないので

放射性物質はどこにいってしまうんだろう?と疑問があります。

放射性物質は今後何万年も消えてなくなることはありません。

どこかに移動させて集めて保管しなければなりません。


土をはぎ取って大量に保管するよりも下水汚泥の状態の方が量としては少なくなるので

街中等の除染には向いているかも?という感想です。


現在、鹿島アントラーズのグラウンドでも実験中だそうです。