東電原発事件より40日が過ぎた。
ドイツは原発全廃へのスケジュールを早め、
イタリアは事実上の原発廃止を決めた。
さらに今日、米テキサス州の原発増設も中止へ。
ドイツやイタリアに出来て
なぜ日本に出来ないのか?
日本では東海地震、東南海地震も迫っているのに
なぜ止める議論さえしないのだ?
先日予算員会で福島みずほ社民党党首が菅総理に
「今すぐ浜岡を止めて下さい!」と迫ったが
「まずは福島を~ムニャムニャ・・・・」と答える事もしなかった。
総理が決断すればできるのです!!
浜岡原発に迫る危機 より抜粋
この瞬間にもプレートは不気味に沈んでいる! 震動域が連動すれば、駿河湾から高知まで1000km沿岸が壊滅。発生までに残された時間はどれぐらいあるのか!
「いつか来る」と頭では分かっていながら、東北や北関東の惨状を目の当たりにするまで、「まだ大丈夫」と油断していた方も多いだろう。
〝想定外〟という言葉が繰り返される東日本大震災とは異なり、東海地震は「明日来てもおかしくない」と警鐘が鳴らされ続けていたのに。
「内閣府の『中央防災会議』(会長・菅直人首相)が弾き出した87%という数字があります。これは '06年1月1日時点で、『今後30年以内に東海地震(M8.0)が発生する確率』を示したものです。中央防災会議の被害想定によると、静岡県、山梨県南部、愛知県東部にかけて激震し、7900人~9200人が死亡します(朝5時発生の場合)。
私たちは東海地震と、その背後にある〝核の脅威〟に備えて一層気を引き締める必要がある。
―その東海地震に関する想定被害の試算が甘いのではないでしょうか。今回の震災では人口密度の少ない東北でも、死者、行方不明者が2万人を超えています。
「いや、今回は想定外の津波がありましたから。これまで考えられなかった10~20mの津波が襲ったので」
―なぜ東海地震で被害が及ぶとされる「浜岡原子力発電所」の原発事故は試算に入っていないのか?(中央防災会議は東海、東南海、南海地震が連動した場合、浜岡原発周辺は震度6強の揺れに襲われると想定している)
「原発の件は、中電さん(中部電力)で、ちょっと別途で・・・。今回の大地震を元に、実態調査、分析を行い、(想定被害を)厳密に検証し、訂正しなければならないところは訂正しなければなりません」
常に最悪に備えるのが政治の鉄則だが、この国の政治家には、そんなセオリーすら欠落しているのだ。
では、「今起きても不思議ではない」東海地震が発生した時、浜岡原発はどうなってしまうのか。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教のシミュレーションは終末的だ。
「浜岡原発が津波で破局的な事故を起こした場合、御前崎市の住民はほぼ90%が死亡し、首都圏に流れ込む風向きなどで結果は異なりますが、長期にわたるがん死を含めると、最大で195万人に上る人が亡くなる可能性があります。
繰り返しになるが、東海地震が今後30年以内に起きる可能性は87%だ。そして東海地震、東南海地震、南海地震が3連動する危険性は拭えない---。