朝日新聞 より
食品衛生法の放射線規制値「見直し必要」 戦略相が見解
玄葉光一郎国家戦略相兼民主党政調会長は29日午前の閣議後の閣僚懇談会で、農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」と述べ、見直しが必要との認識を示した。
玄葉氏は、原発事故の影響で農畜産品の出荷停止や摂取制限が相次いでいる福島県の選出。閣僚懇では「規制値が安全に勝りすぎている」と述べ、政治判断で緩和するべきだと訴えた。民主党の岡田克也幹事長も同様に見直しを主張しているほか、食品安全委員会も議論を始めている。
ちなみに玄葉国家戦略相が言っている国際基準とは
世界全面核戦争になった時を想定した基準のことを仰っていると思われます。
(ただしその戦争が3~4週間以内に終わる状況である場合に限る)
現在の日本の暫定基準ですが(原発事故後急遽変更)
その数値は、ヨウ素が全身に換算して年間2ミリシーベルト、
セシウムを追加すると年間7ミリシーベルト、
さらにウランやプルトニウムを追加すると年間17ミリシーベルトになります。
現在の放射能汚染はさまざまな核種で出ており、
ヨウ素だけに被曝するということにはなりませんから、影響の合算が必要です。
年1ミリシーベルとという外部被曝の基準に加えて、
17ミリシーベルトまで食べてよい
内部被曝してもよいとしているのが今の暫定基準です。
洗えば大丈夫とよく言っていますが
現在は厚生労働省からの通達で
綺麗に洗った状態の野菜の数値が出されています。
日曜日の宮根さんが出ているフジテレビ夜10時からの番組で
すごく丁寧に洗って拭いてみたり
数分間ゆでても放射能の値が少し下がる程度といった
実験を放送していました。
水だけで言えば
世界保健機関(WHO)の300倍の基準、
ドイツの基準からは600倍、
アメリカの基準からは約2700倍
の放射能を含む水道水まで安全だとしています。
守るべきは何なのか?
これだけひどい基準値をさらに上げようとしています。
全ての国民の健康が犠牲になっているのです。
風の谷のナウシカのように
フカイの森に生きよと言っているのです。