読者さんから、うちの会社で行なった、メキシコ湾原油流出に対する実験に対するお問い合わせをいただきました。
コメント欄にお返事を書いたのですが、他にも疑問を持たれている方もいらっしゃるかな?と思い、記事にしました。
質問は、どんな実験をしたんですか?というものです。
以下、回答です。
日本では報道もほとんどありませんが、この事故は今まで人類が体験したことのない重大な環境破壊になりました。
メキシコ湾は野生生物の宝庫で生態系も異変をきたし、プランクトンが死滅、プランクトンを食べている魚や鳥も死滅、揮発した石油が雨になって大地に降り注ぎ、作物の作れない畑となり世界的な食糧難になるでしょう。
流出が止められなければ原油はヨーロッパまで到達することも考えられます。
これはアメリカだけの問題でなく、地球全体の問題です。
だから日本人にももう少し関心を持ってもらいたいと考えています。
うちの会社は海外の油田で油水分離処理の実績があるので、数分で原油と水を分離出来ることはわかっていました。
今回は短時間で海水と原油を確実に綺麗な状態に分離出来るかを実験しました。
数種類の天然鉱石の電荷を利用して浄化するので、環境負荷が最小限に押さえられます。
処理時間2分で分離が可能で(飲めるほどになります)、現在健康被害をもたらしている揮発物質も発生しなくなります。
また分離した原油は簡単に重油として再利用可能になります。
現在は回収した原油の処分に困っているようですが、システムが省スペースなので、現地(海上)での処理が可能で、この点も解決できます。
非常に短時間で綺麗になり、環境負荷がなく、低コストで浄化出来、貯蔵スペースの確保の必要もなく、再利用可能になることが、実験で証明されました。
もしよかったら、実験のDVDもありますので見にきてください☆