New Demons / I SEE STARS | 元ロック研究会はロックの研究をする

New Demons / I SEE STARS

'13のえっくすです。どうせ誰も見てねえんだろうなあなんて思いつつ。

'16の秋入学の新入生とかですってよ。こわこわ。

相変わらず僕は部室の妖精をしてます。ドラム本職といいつつキーボとかベースとか、たまにボーカルもやります。ギターは相変わらずからっきしです。

 

さて、すっかり様変わりしたロッ研の今のメインストリームはJ-ROCKですかね?

『君の名は。』のヒットで思い出したようにRADWIMPSやったりとか、バンプやったりとか。ワンオクがもしかしたら一番人気か?

エモいのが好き、ということでモンパチやったりとかもしてますねそういえば。

あとはサカナクションとかいきものがかりとかもやってましたね。

すっかり邦楽色・メジャー色の強くなったサークルになりました。それはそれで。

 

そんなサークルの雰囲気に「待った」をかけてやろうかと思い立ったので、今回は洋楽で今じわじわとヤング層に受けてきてるらしいエレクトロニコアバンドを紹介しようかと思います。

 

I SEE STARS

 

アイ・シー・スターズ。メタルコアのサウンドにエレクトロ、ダンスミュージックの要素を加えた、ハイトーンクリーンとシャウトの光る、現在進行形でキレを増していっているバンドです。写真は今回紹介するアルバム『New Demons』のカバー。

どんなサウンドなのか、まずはこちらを聞いてみましょう。

 

 

こういうサウンド。こちらはアルバム『New Demons』から2曲目「Ten Thousand Feet」。

ディストーションのリフが奏でる重厚ハーモニーにのっかる衝動的なドラムサウンドとシャウト、突き抜けるクリーンボイス、冷たく機械的ながらもエモーショナルを薫らせるシンセサウンド、これらのミックスが引き起こしたこの化学反応よ。

テンポチェンジもエレクトロシンフォニーも用いてくるこの熱量はたまらんですね。

あとボーカルが童顔系イケメン。許せねえ。

 

続いてはこちら、4曲目「New Demons」。

どうですかこの重厚リフと鋭利なシンセの共存。たまらなくない?いわゆるハードコアの流れを主流にしながらもシンセサウンドによる世界観の拡張を行っているようなイメージですね。他のエレクトロニコアバンドだとシンセに極端に寄ったりする展開とか、あるいはもっとチョイ役っぽい使われ方をするとか、割と両極端になりがちなのですが、このバンドはそのあたりのバランス感が優れていると感じました。

 

メンバーは現在ギターのBrent Allen、ドラム・シンセ・ヴォーカルのAndrew Oliver、ヴォーカル・スクリームのDevin Oliver、ベースのJeff Valentineの4人。ドラムとヴォーカルは実兄弟です。

また、このアルバムのリリース時にはもう2人いたんですが、2015年に脱退しているみたいです。

 

最後に同アルバムからもう一曲だけ。6曲目の「Murder Mitten」。

こちらはよりエレクトロサウンドをフィーチャーしながら、ハードコアらしいリフや破壊衝動を取り入れた同バンドのサウンドの例。

いやホントヴォーカルイケメンやな、許せん。

向こうのこういうスクリーモだとかハードコアだとかやってるバンド、たまーにこういうビジュアル的にモテそうなヤツがやってたりとかするんですよねえ、ズルいでしょ。

個人的にはこういうのはモテない男子の聖域だと思ってるんですが(本当にごめん)、そういうとこにこういう遜色ない楽曲をイケメンが持ってくるのは本当にズルい…え、ズルくない?

 

エレクトロニコアバンドは他に有名なところでいくと、よりメタル方向のサウンドが目立つAsking Alexandria、バカださいPV『Stick Stickly』でおなじみのAttack Attack!、エレクトロ方面のEnter Shikari、比較的ポップで聞きやすいWe Came As Romans、日本だとCrossfaithやFear, and Loathing in Las Vegasもこのジャンルで括られたりしますね。

 

最後に、2016年現在、この次作アルバムである『Treehouse』が発売されています。

こちらはさらにこのアルバムからそれぞれの方向性に突き抜けて洗練されたような仕上がりになっています。ぜひそちらも聞いてみてください。

 

こんなところでいいっすか。正直字面でどう言ったところで聞いてもらわんと意味ないので、ぜひ紹介しきれてないところに関しては皆さん自身で調べて聞いてみてください。

それでは。