世界最凶の悪夢。 | the wrecked ship diary

世界最凶の悪夢。

うわ……目が覚めた…4時、5時なら『めざにゅ~』もやっていようが、AM2:45……最悪だ。

しかもナニ、この夢。
サイアクだ……。

中太、平麺に近いが程よい。塩豚骨、だが鶏ガラの旨味も利いている。ドロっとはしていないが麺に絡む濃度。青ネギ、万能ネギではなくわけぎほどの太さ。スープの熱にとろける柔らかさを湛えた薄切りの焼豚が2枚、主張があるようで出過ぎず、存在感は大きい。メンマなし。スープそのものでなくタレに一味、加えられている。だが焦がしニンニクのようなアクやエグみはなく。

麺はそう……パスタでいうとリングイネに近い太さだが、もっとモッチリと白く、歯ごたえは優しい。手打ちではない。小麦とカンスイが香る。卵は強くない。
スープは決して魚介系でなく、生粋の動物系。
ああ、でもあの一味は、ナンプラーに近いのかな。
上品過ぎず。しかし清潔感はある。
澱んでいるようで澄んでいるような煮詰め方。

……。
この、『夢に見た究極の、唯一無比なるラーメン』。

今後、ラーメンを食す度に『なにか違うな』と思ってしまうだろう、リアルな感覚。
捜せば捜すほど
いや、どこかが違う、微妙な違和感がある……
コレじゃない!コレじゃないんだよ、求めているものは……!!!

と、ひとほりひとほりしていた彫刻家がノミを投げ捨てるようなムズ痒さに、苛まれ続けるのかッ!!?

『理想』とは、『足枷』に他ならない。
一歩一歩をスっ飛ばして、この高みを追求し続けなければならないなんて……。しかも、時を経るごとに美化されて、より『完璧』になっていってしまう。真夏の蜃気楼のように、決して近づけない。
Oh... ミッドサマー☆ミラージュ。
これは客観ではなく『超主観』ゆえ、評判の良い店なら良いというわけじゃない。
美味しければ良いというわけでもない。
だって、正解は、このひとつだけになってしまったのだから。


こんな夢ッ!見なければよかったのにッ!!!


という、Twitterに書き込むには長過ぎる深夜の慟哭。
さて。また寝るか。