この国の制度の弱点が目立ち始めてきた。

例えば、東京都知事の選挙掲示板ジャック。基本的には、選挙のためのツールが単純に買われて犬や猫のポスターに使われている(笑)

正規の手順に則ってやってることなのだから違反ではない。が、それならば、何のための掲示板で、どうやって立地場所への掲示が許されているのか?

その土地の所有権はどうなっているのか?

 

こんなことを始めたのはNHK党だが、正直、嫌がらせにしか感じられない。

どう考えても、公費で準備した掲示板を格安な宣伝ツールに使っている。違法ではないのだからとは言うが、自分には悪意しか感じられない出来事だ。

それなら掲示板の設置はお断りするという地主が出ても咎められないだろう。

そもそもNHK党の党是からは程遠いように思える。

 

こんな弱点が、この国には沢山ある。例えば政治資金規正法の問題。

自民党の問題で安倍派と言われる議員が、この問題で政界からはじき出される形になっているが、何故政治に金が必要なのか、誰も追及はしない。

単純に財務省とメディアの合作リークだと言うのは簡単だし、追及も間違ってはいない。が、それで得しようとしたのは誰なんだろう?

邪魔な安倍派議員を排除しようとした岸田なのか、反発勢力を一掃できたとほくそ笑む財務省なのか?そもそも、岸田親族が財務省勢力の一員だというから、もしかしたら、両者の合作なのかもしれない。

 

もっと卑近の問題として町内会というのがある。

自分がここに越してきた時、ご近所とつながりはなく、ゴミ捨てに困っていたが、町内会の一括廃棄場所が決まっていた。そこを使わせてもらうために町内会に入会した。

場所のまん前の家の人はさぞ迷惑だろうなと思っていたら、程なくして、各家庭の自宅前で回収する形で制度が変更になった。

 

町内会は、年度ごとに役員を持ち回って担当することになっている。実は会費よりも何年かに一度巡ってくる役員が嫌でたまらなかった。

役員は月に一回集会して、会費を各会員から徴収したり、イベントを企画して開催したり、各関係部署からの通知を回覧板で回したり・・。

個人としては、どれ一つとっても必要のないものだった。

あるスポーツイベントに関して言えば、開催のために必要な器具と場所を確保し、弁当と景品を準備するが、そういう物に会費が使われる。

考えてみたら、会員の親睦を深めるとして、参加は自由としながらも、古株の会員しか参加できない事を考えると、無駄でしかない。

 

昨年、子供が大学を卒業し、他県に出ていった。

子供は町内会への関与は最初から否定していたので、町内会に入っていてもいなくてもどうでもいいようだ。

後は家には嫁がいるが、事情があって町内会に対応できないのが分かっていたので、町内会への退会届を出して退会することにした。

町内会への参加は自由なので、退会自体は文書で退会の意図を明確にすれば、誰に咎められることもない。

 

ただ、何か不幸などがあれば、町内会に助けを求めることができないかもしれない。

一抹の不安はないでもないが、各家庭とも、さほどちゃんとしたご近所関係を築いているわけでもないので、その時はその時と割り切るしかないか。

町内会は、同調圧力を使った、殆ど強制に近いボランティアとも言える市役所の下部組織でしかない。自分も単なる会員の一人でしかないのに、何故、役員をやらされ、町内会のもろもろの行事や苦情に対応しなければならないのだろう。

 

正直、年末の防火パトロールなど、うるさいばかりのアリバイ作りでしかないじゃないか。

そんなところがこの国の弱点なのかもしれないと思うばかりなのである。