奇跡は起きる     豊田 | ロッカトレンチ オフィシャルブログ 六角連中 Powered by Ameba

奇跡は起きる     豊田

超ひさぶりのオフィシャルブログおはようございます。

いつもはミクシーに日記を書いていますが、ここでどうしても一方的にでも伝えたい事がありまして。

いつも気にかけてくれてる人はご存知かもしれませんが、私豊田はハードロックやヘヴィメタルが大好きでずっと聴いて育ってきました。

この音楽に目覚めた時から追いかけてきた人がいます。

伊藤政則さんであります。

TVではROCKCITY、ラジオはPOWER ROCK TODAY、ROCK ONなどまた雑誌ではBURRN!などなどと日本のHR/HM(ハードロック、ヘヴィメタルの事)においてこの人無しでは有り得ない、そんなお方です。

私は政則さんが「いい!」という音楽を追いかけ続けました。テレビは録画、ラジオは録音、それを毎日毎日、両親には「また観てんのか?飽きないねー」と言われるほど繰り返し観ていました。学校から帰り、そのビデオをつけながらいつの間に寝ていたり、そんな毎日でした。

2007年流され流れるままに生きてきた私が、本当に素晴らしい仲間と出会い、大きな環境でデビューする事ができました。

そしてとうとう私は政則さんに会うことができました。

忘れもしない大阪はFM802局

遠くに見え始めた政則さんは鋭い目つきでこれから始まるラジオの生放送の資料を眺めていた。

私はワーナーミュージックのスタッフに連れられ、目の前に立った。

「お忙しい所すいませんロッカトレンチというバンドの~」

もはや汗は滝のように流れ、気付いたら私は正座していた。

椅子に座る政則さんに立っていては絶対にいけないという命令が脳から出ていたみたいでした。

とにかく眼を見て話をした。しかし、後から思い出すと何も覚えていなかった。

ただ記憶にあったのは、自分の目の前で今まで観ていたテレビ番組が始まったかのような感覚だけ。

さすがに最初は怖かったが私の政則さんに対する感謝と感激は伝わったみたいで、真剣に話してくれた。

人生で人と会って緊張したのはこれが紛れもなく一位。


その後、生放送が始まり、ブースの外で番組を聴いていた。

CMの時、トイレで政則さんが出てきた。

「中で座っていなさい」

若干引いてきた汗がまた滝のようにでてきた。

そしてブースの中で二時間(今は三時間)、両足は揃え、手は膝に、ずっと緊張と興奮を繰り返し、生放送が終わった。

終了後、すぐに帰り支度をすませ、局を出て行きそうな政則さんに私は相当な勇気を振り絞ってお願いをした。

「写真撮ってくれませんか?」

こころよく承諾してもらい、その日から携帯の待ちうけはそれになった。



そしてホテルに戻り、やっとその日の事が理解できてやっと嬉しさが出てきた。



数日後、番組スタッフから、わざわざ番組に来るアーティストはいない、と政則さんは喜んでいた、と情報が入り、そこですかさず私は、またお邪魔でなければいかせていただきたいと伝えた。

それからというもの行ける日は必ず行くようになった。

段々と話せるようになり、名前もバンドも覚えてくれた。

そして七日、サマソニ前乗りの夜、普段通り802局にお邪魔していた。


そこでとんでもない事が起こった。


深夜の番組の為、翌日のサマソニの出番が早かった事を知り、気遣ってくれた政則さんは早く帰るように言ってくれたが、そんな気一切ない私は「大丈夫です」を繰り返していた。

すると突然、

「じゃあ好きな曲かけていいからそれでもう帰って明日に備えて寝なさい」

若干、挙動がおかしくなった。

「じゃあ入って」とスタッフが。

?へ?

なんと、その場でゲスト出演が決まってしまった。

気絶寸前。

軽く逃げようかと思った。

いつも番組は聴きに行っていたけど、出たいなんて思っていなかったし、ただ楽しみに行っていただけなのに、大変な事になった。

もう思い切るしかなかった。

これまでの人生、本当に勉強させてもらったという事と、感謝を番組で伝えた。

そしてHR/HMの虜になったきっかけのFIGHTの「nailed to the gun」

がかかった瞬間、天竺にでも来たかのような感覚があった。

そしてまた新しい大きな人生の一歩になった。


この日初めて会った時以来の写真を撮りました。

待ちうけ更新です。



一方的な長い日記読んでくれてありがとう!

最近フェスとか多いけど、おかげで勢いあるよ。

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