8月6日 | ロッカトレンチ オフィシャルブログ 六角連中 Powered by Ameba

8月6日

おはようございます。ベースの河原真です。


今日は8月6日。64年前の今日、広島に原子爆弾が投下されました。信じられないくらい多くの人が亡くなりました。そして現在でも後遺症などに苦しんでいる人が沢山います。


何故こんなことになったのか、誰が悪いのか、僕にはよくわかりません。だけど、一年の中で今日くらいは平和について真剣に考えることにしています。


当然ながら、僕は戦争を体験したことはありません。そしてそれが"当然"であることに感謝したいと思います。

こうして、楽器を練習したり、ライヴやったりCD作ったり、スポーツに夢中になったり、好きなラジオ番組を聴いたり、休日に昼寝したり自由に出来る平和な日本で暮らせていることは本当に幸せなことですよね。



広島の原爆ドームや平和祈念公園に行くと、戦争や原爆の悲惨さを露骨に感じることが出来ます。実際に起きたことだとは到底信じられないようなことがあったんだということを思い知らされます。


悲しい過去から逃げず、それらと正面から向き合わないと何も変わらない。という強いメッセージがそこにはあります。



広島という土地で、そのメッセージを幼少の頃から肌で感じられる環境で育ち、今ミュージシャンという職業に就き、何かを表現したり発信したりすることをある程度許されている自分はやはり、「平和」というものに強くこだわりたいし、その願いを多くの人に伝えたいと思っています。




例えば、ライヴやCDで音楽に触れて感動したり熱狂したりすることもひとつの「平和」であると僕は思うわけです。そんな空間をひとつでも多く作りたい。殺し合いをすることなんかより、音楽に夢中になる方がハッピーに決まってる。でも、それに気付いていない人たちが世の中にいるのなら、僕らがそれを気付かせたい。だからもっと沢山いい音楽を作り演奏したい。そのためにもっと腕を磨いて、音楽家としてもっと大きく成長したい。そう思います。


去年もその前の年も同じようなことを書きました。広島人として今日という日だけは、何らかの形でメッセージを発信したいと強く思ってしまいます。


ROCK'A'TRENCHの音楽を好きになってくれていつも応援して下さる皆さんに、僕の願いが少しでも伝わっていたら嬉しいです。




最後に、戦争や原爆の犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。



以上、「原爆の日」によせて



2009年8月6日

ROCK'A'TRENCH 河原真