2017.8.15下北沢CLUB251で行われた、
Keita The Newestライブを観てきました。
セッティングをしている様子を見ていると、
なんと、いつもあるはずの鍵盤の用意がされていないではないか!
今日は全曲ギターのようだ。
更に、ステージには対バンであるBARBARSのギターやカホンも置かれたままになっている。
「オニーとの共演あり」とのことだったけれど、全員でやってくれるのだろうか……
白のリネンっぽいシャツに黒パンツ、右手薬指に金のリングで登場したKeitaさん。
ネックレスもないし、いつもよりも更に少しシンプル。
椅子に座ると「(椅子の高さが)高すぎ……」。
高さを調整するも、今度はマイクの位置、予備ピックの刺さっている位置までおかしくて微調整。てんやわんやだ。。
1.Hallelujah (Leonard Cohenカバー)
歌い始めたものの、段々マイクスタンドが下がってきてしまってすぐに歌い直しに。
「どんどん下がってきてるから…どうしようかと思ったw」
「今のはリハだからね」
と、今度こそ態勢を整え終えて、最後まで。
きれいな歌だ。
切なくしっとり始まる夏の夕べ、という感じの一曲目。
2.CANDY
うって変わって、不気味カッコイイこの曲。
いつか聞き慣れるのかと思いきや、
いつまでたっても「アバンギャルドだなぁ」と思う。
ここでグッと引き込まれるか否かで
Keitaさんの音楽にハマるかどうかが分かれる気がするが、
皆さんだいたいにおいて
「なんじゃこりゃ……」
と思っている間にいつの間にかペロッと魅了されているんじゃなかろうか。
カッコイイもの。
一辺倒さが全然なく、一曲の間にいろんな光景を見せてくれる、
というのはKeitaさんの曲にわりと多いパターンだが、
これもそのひとつである。
MC
「すごい始まり方しましたね……よくあるんだけど。
いちばんよくあるのは(ギターのシールドが)刺さってないってやつね。
今まで20回くらいあるw」
また、今夜は下北沢CLUB251による-NATSU YORU ONGAKUSAI-というイベントの初日だったのだが、
「今日は夏…恋?…夏・夜……コイコイ?」
と全然イベント名を覚えてないKeitaさん。
コイコイどこから来たのかw
「夏してますか?w
僕はいつも家に居るけど、機材つけてたら暖房みたいにものすごい熱くなるから、クーラーずっとかけっぱなしにして……
電気代がすごくなるよね。誰か払ってくれないかなw
請求書は見ないで捨てよう……」
「次は7年ぶりくらいにやる、古い曲……。クオリティは度外視で楽しんでw」
小刻みに一定のリズムで始まるイントロを弾きながら
「So Monkeyだと思うでしょ?So Monkeyだよね?これ……So Monkeyだと思うじゃない?……絶対So Monkeyだと思うでしょこれ?(しつこいw)
……ちがうんだよ、穴あきアナーキーをやります」
「ファーストアルバムに入ってる曲で、初々しいアホみたいな曲です」
3.穴あきアナーキー
Keitaさんのラブソングの中で、私がもっとも好きな曲!
歓喜!
ひねくれてて情けない男性が、
自分をまっすぐ信じて応援してくれるドネリーちゃんのおかげで、
虚勢を張りつつも自信をちょっぴり取り戻していく……という。
「アホみたい」という紹介で始まったが、
さもありなん……
照れ隠しでそんなこと言いたくなるくらい、
歌詞もメロディも実に可愛らしい名曲だものね。
イントロとアウトロに入る謎言葉も再現。
「一発で彼方の」のあとの「Bang!」も
下手側の天を撃つ真似をしながら口で言っていた。
「君を見る目はかなり……」のあと
「Loveだよねぇ……」って言った??違う?
また、
「今に今にイカレそう」の部分が、実際ちょっとイカレてそうな歌い
方で
ギターも(グリッサンドって弾き方?指をギュンって指板の上滑ら
せる)が入ったり。
全体的に遊び心が散りばめられていて、ワクワクさせてくれる。
アコースティックギター1本と声ひとつで、
こんなにも多彩な表現ができるひとを私は他に知らない……
ラストの
「Shout!Repeat!The Punk!Tonight!
Shock!The Beat!We Dance!All Night!……」
の部分では手拍子を煽り、更に……
「オニー踊って!踊れるでしょ!ほら!
みんなー!オニーの踊りが見たいかーー!!」
(会場「イエーーー!」)
と、楽屋からの通路で見ていたオニーに無茶振り。
走ってステージに上ったオニーは
両手をバンザイして左右に激しく振る……というシンプルなダンスを披露してくれたw
どんどん歌をスピードアップして意地悪をされるも、
しっかり踊って戻っていったオニー。
「ほら飛んでいった♪……どこに飛んでった?オニーはどっか飛んで
ったけどw」
MC
「最後の方までやって若干ノリが悪いかな~って思ってたらオニーが見えたから、助けてもらったw楽しかったね!」
4.Sweet Pain
振り子時計の鐘の音ギターから始まる。
この曲はアコースティックライブで聴いてみてほしい曲。
Keitaさんのギターの表情豊かさが堪能できる。
このところよくライブで演奏されているけど、毎回聴いても飽きない。
多分私がKeitaさんの曲で聴き飽きるものはないだろうし、
増してライブとなると毎回アレンジがちがうわけだから当然だけど。
ラスト、
「ほんとは(手拍子入れるのはさっきの曲じゃなくて)ここだったんだよw」
と手拍子を煽る。
MC
「次は誰でも知ってるカバーを。いつもはベタすぎてそういうのはやらないんだけど、今日はせっかくイベントだから。みんなも歌ってくれたら。洋楽
だから英語だけど」
5.Don't Look Back In Anger(Oasisカバー)
サビでトーンを高くしてきれいなファルセットに。
声にも合っているし、やっぱり誰もが知ってる名曲をKeitaさんの声で聴けるのは嬉しい。
間奏で口笛が入った。
口笛吹いてるKeitaさんって初めてかもしれない……。
MC
「次は新曲です。まだどこでも披露してない。今度のアルバムに入るんだけど、それはオーボエとかクラリネットとか入って、ヨーロッパ
の草原をイメージしたような曲です」
6.erase me
今回のセットリストは選曲自体がいわゆる神セトリだったが、曲と曲の流れもすべて素晴らしかった。
特にOasisカバーは、このerase meに引き込む下地のような効果をもたらしていたと思う。
そしてこの新曲。
涙が止まらなくなってしまった。
Keitaさんの歌で、女性視点の歌詞は初めてかと思う。
全編ファルセットで歌われる。
イメージする光景は「一輪の花」の丘に近かったけれど、
もっと切ない。
今度のアルバムに収録されるということなので、ますます新譜が楽しみになった。
今回のライブに来れなかった方も、ぜひ早く聴いてみて欲しい。
私も歌詞を見ながら改めてじっくり聴きたい。
いろんなタイプの曲が演奏されて振れ幅がすごいセットリストだったが、
erase meはアンハッピー部門で突出していた。
MC
「ようやく3rdアルバムの発売日が決まりました!10月11日です。……来年じゃないよw今年の。
アルバムタイトルが『裸の王様』。
いい意味と悪い意味があるんだけど、悪い意味は、僕は周りがあんまり見えてなくて自分のなかに閉じこもるから、もっと自分をさらけ出
していこうという……
いい意味は考えてきたんだけど忘れちゃったw
でも裸一貫で、ってことでね。
ジャケットも俺が半裸になってるかも……
こないだの羽織ってたやつ……あれを着るかもしれません。
なんか羽織ってたでしょ?リキッドルームで。
あれね、ジャケット用に買ったんだけど、早く着たくてw
エマさんに、すごい地味な服とアレと見せて、どっちがいいですか?
って訊いたら
「こっち着たいんでしょ?着ていいよw」ってw
で、ツアーもやります。ブレインチャイルズで今ボーカルをやってる渡會将士くんと。彼も同じ時期にアルバムを出すので……」
とツアーの説明へ。
「最後はワンマンで、ここ(251)へ戻ってきます。ここに居るみんなが三人ずつくらい友達連れてきてくれたらいっぱいになると思うんで
w、連れてきてください」
「次はゲストを呼びます。さっきも出てくれたけどw
金髪で……多分外国の人なのかな……ONNY!Come on!」
オニー「先輩だけど、Keitaくんにひとつ言わせてほしいことが……
あんなに雑にステージに呼ばれたの初めてなんですけど……w
びっくりしたけど、楽しかった。Keitaくんこういうことするんだ!?
と思って」
「今日はオニーがBARBARSのメンバーになったことを祝して、これから
の彼の活躍を祈って共演します」
7.there
カホンで参加のオニー。
この共演にも胸を掴まれた。
Keitaさん独演でも充分感動するのに、カホンが入ることで厚みが増し、
よりドラマチックになる。
「本編はここで終わりです」
アンコールの手拍子の中、黒のジングルスティックを手に再登場したKeitaさん。
珍しいもの持ってきたな……
今夜は鍵盤もないし、オニーが踊らされるし、
珍しい尽くしである。
「せっかくなんで、和気藹々とみんなで合わせてみたいと思います」
ということで、今日の出演者が全員ステージへ。
PPPPタンクトップにサングラス姿で現れたオニーを見て、
「俺もサングラスかけてくればよかった」
と言うKeitaさん。
オニーが一瞬サングラスを貸してくれる。(似合ってた)
返すとき
「『おでこのメガネで…』って知ってる?(オニー「知ってます」)
意外とオニーは年いってるんだよね。12歳位かと思ってたのに」
(※「おでこのメガネでデコデコデコリーン」は昔NHKでやっていた子
供番組「それいけノンタック」のセリフです)
オニー「俺もKeitaさんは……もっと丁寧にステージに呼ぶひとだと思ってましたw」
千葉喜朗さん「俺も今回、送られてきた音源を自分なりに練習してきたんですけど、
今日リハでやったら全然違いました……w」
「うん。雑ですw」
8.Rocka Holiday
BARBARSのお二人のコーラスが可愛らしい。
Keitaさんの曲は女性ボーカルにもきっと合うと思っていたが、
ここで確信した。
女性歌手に曲提供してみるときっと面白いだろうな。
お客さんもみんな手拍子で参加。
途中で
オニー「今から俺がみんなのところに行くから、演歌歌手みたいにわ
ーーーって迎えてください」
と客席に降りてきて、ハイタッチをした後ドリンクカウンターから何か飲み物を2つ携えて戻ってくる。
「これ何?検尿?検尿してきたの?w」
乾杯してふたりで飲むも
「めっちゃ酒やん!」(※Keitaさんはお酒が得意じゃない)
オニー「ワインです」
「トマトジュースにしてって言ってたのに……」
と言いながらポケットから千円札を出すKeitaさんw
そしてまた踊らされるオニー。
「他にないの?それさっき見たよwブレインチャイルズじゃ怒られるから、今しかできないよ!」
と言われ、三種類くらいの愉快なダンス(?)を見せてくれたw
(ちなみにこのとき、BARBARSは「Rocka Holiday♪」って可愛く歌い続けてくれているのである……)
「ツアー全部来てください!」
と言って本日の公演はすべて終了!
来てくださいったって、チケット取れるのだろうか……
今日のライブは映像で残してほしかったくらい素晴らしかったが、
これがみんなの目に触れたらそれこそチケットが手に入らなくなって
しまうので、
参加したひとそれぞれの脳のなかにしまっておくべきかもしれない。
振り返ると8曲しかやっていないのであるが、
3公演くらいに分けてもいいのじゃないかというくらい、
贅沢な内容であった。
セットリストも、流れも、ゲストとの共演も。
こんなに振れ幅が広くて、
下手したらしっちゃかめっちゃかになりそうなセットリストだったと
思うが、
揺るがない芯があるからなのか、
常に一貫した、
紛うことなきKeita The Newestのステージだった。
この勢いで、
ツアーもアルバムも
Bang!とやっちゃってくださいまし~