『自分をプロデュース』稽古日誌⑳ | ROCK-STUDYのブログ

『自分をプロデュース』稽古日誌⑳

7月23日(金) 晴れ晴れ なかのりょうすけ



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さっき、稽古が終った後、朝から奥歯に挟まっていたゴマがやっと取れました。

お疲れ様です。なかすけです。


突然ですが


僕は音楽家の端くれでもあります。
両親が音楽家だった事もあって、楽器や音はいつもそばにあって、

例えば失恋したり、誰かを傷付けた時、
いつもピアノが僕の感情を吐く管になってくれました。

中学生になって色んな複雑な感情を内側に溜め混むようになった時
勝手に曲を作る事は体が覚えていました。

高校二年の冬、女の子にモテたくてアコースティックギターを買いました。笑
そして色んな楽器と触れて前頭葉が成長していく中で
ある哲学が僕の中に出来ていきました。

楽器は、人、というか、僕の中で女の子なんだろうなぁと。

そしてその楽器で演奏をする事は、きっとSEXなんだろうと。
つまり、とすればLIVEは公開SEXか。

でも、そのままのイヤらしい意味でのそれではなく、でも、悲しみとか、暖かさ
だとか、色んな滅茶苦茶なぐちゃぐちゃや切なさが見える、そういう…

と、話が逸れましたが、自分ばかりが気持ちよくなっていては
良いSEXなわけないじゃない。

相手が痛がっていたり、泣き叫ぶような事をしては
それを見ているお客さんは楽しくないんですよきっと。

だから、僕は始めて逢った楽器には
まず初めましての挨拶から始めて
そしてその楽器が一番良い声を出してくれる性感帯を探します。
力加減や、指の角度、そして体温を感じながら。

…ん?なんかエッチな話ではないんですよ?笑


…さて、


演出の岩井さんが昨日の稽古のダメ出しで、僕にこう言いました。

「なかすけ、お前ギター弾く時、相手(ギター)が痛くないように弾くって言って
ただろ?」

…その言葉が、何だか灯台元暗しの僕にストンと落ちた

前々から

「なかすけは音楽をやっているんだからそれを使えゃいいんだよ!」

とは言われていたが、はっきり言ってどういう意味なのかわからなかった

でも、その意味をその時唐突に理解した気がした。

ここ最近、自分の芝居や役や中身を、嫌になる程考えている

それは、仲間が純粋な力で僕を信じてくれる、って僕自身もそうしてみんなを信
じているからだ。


「なかすけ、役者は苦しまなきゃ答えは見つけられないんだ。」

今日岩井さんが俺に言った言葉だ。


沢山日常にヒントが溢れる世界。

当たり前に自分の中にも転がってる答え。

そしてそれを拾えたのは自分がもがいていたから。

もがいたのは、みんなが信じてくれたから。

ここをスタートにして、どんどん変わって行こう

真剣に取り組むから楽しいって思う仲間が集まってる

信じてくれる、信じてる。

明日から、別の本番の稽古の為にしばらく俺はROCKを休むけど。

どっちの作品にも、自分の全てをぶつけよう。

芝居が、好きだから。


さて、稽古後に取れたゴマは今頃僕の胃の中で栄養になっている事だろう。