お久しぶりです
約2年3ヶ月ぶりの更新になります
久しぶりにブログにコメントをいただきましたので、私の近況報告をさせていただきます
病気について
2011年の卵巣がんの闘病からは、もうすぐ7年になります。
手術(左側の卵巣と卵管を開腹手術により摘出)と抗がん剤治療(BEP療法を6クール)を行ない、その後は外来での経過観察を続けています。
「再発の可能性はないに等しいけど、何か不安に思うことや症状があったときに気軽に診察できるように」と、半年に一度の通院を先生から提案され、定期的に通院しています。
診察内容は、血液検査による腫瘍マーカー(AFP、CA125、CA19-9)の測定と内診台でのエコー、CTとMRIによる画像診断(CTとMRIを交互に)です。
現在までに再発はありません
体調に関しても、後遺症等もなく、生理も順調です
あと、抗がん剤で脱毛しても、治療が終われば生えてきます。
治療前と比べて、量が少なくなったり、変なクセがついたりとかもないので、大丈夫です
妊娠・出産について
赤ちゃんを授かり、家族が増えました
私と夫によく似た女の子です
里帰り出産を選択し、卵巣がんの経過観察を行なっている病院で出産しました
病気になった後も、先生は何も問題ないとおっしゃっていたこともあり、将来赤ちゃんを授かることはできると思っていましたが、実際に妊娠・出産を経験するまでは心配や不安もありました。
でも、妊娠中も子育て中も、がんの再発を心配して落ち込んだりすることはありませんでした。
つわりで体調が悪く一日中寝たきり状態だったときに文句も言わずに家中の家事をすべてやってくれたり、可能な限り妊婦健診に付き添ってくれた夫や、里帰り前の病院で切迫早産気味と診断され、予定より早く里帰りして実家にて安静生活を送っていた私の身の回りのお世話をしてくれた実家の家族や、栄養をつけるようにと色々と送って下さった義実家に見守られ、出産を迎えることができました
切迫早産と診断され安静生活を送っていたものの、実際に出産したのは予定日を超過した40週6日のことでした。
出産当日は、朝7時に毎朝のおはようメールを夫に送信(「まだ陣痛こやんのやけど」というコメントつき)。
朝食を食べてしばらくした頃、下痢のような腹痛に見舞われ、ケータイを持って(陣痛の間隔を測定する為)トイレにこもる(陣痛は“痛みの間隔が段々短くなってくる”、“10分間隔の痛みが6回続いたら陣痛の開始”等と聞いていたので、痛みが間隔ではなく一切ひかずに続いたので、その痛みを陣痛だとは気づきませんでした)。
しばらく痛みに耐えると、痛みがあるときとないときがあることに気づき、間隔を計ると3~5分間隔
病院に電話をしたところ、来て下さいとのことだったので、仕事に行った母に連絡をし、私は入院バッグにケータイの充電器や手帳等、直前に入れるものを入れようとするけど、痛すぎてほとんど動けず、悶え苦しむ
ふーちゃん(実家のネコ)がビックリして私を見守る
約20分後、母が到着し、車で出発し、その約20分後、病院に到着。
産婦人科外来で内診、子宮口が既に9センチ開いており、陣痛の間隔は3分を切るくらい。
「頑張ったわねめちゃくちゃ痛いでしょうすぐに病棟に行くからね陣痛室をとばして、このまま分娩室に行くよ」と言われる
助産師さんが慌てて車椅子を準備し、全力ダッシュ。
分娩室に直行し、母も立ち合い、無事に赤ちゃんを出産
赤ちゃんを私のお腹の上に乗せてもらったら、すぐに大きな声で泣き出しました。
約3,500gの女の子でした。
入院する部屋に案内され(希望が叶い個室でした)、ちょうどお昼ご飯の時間だったので、出産を終えたばかりの私にもご飯が用意されていました。
12:30頃、夫に「生まれたよ~」と電話。
「えまだ陣痛こやんって朝言ってたやん突然でビックリしたけど、とにかくお疲れさま。無事に終わって安心しました。痛かったやろうし、本当にありがとう。休めるときはゆっくり休んで」とのこと。
その後、看護師さんが色々と看護して下さっていたところ、顔が白いと指摘され、何やらバタバタ。
分娩時の医師もやってきて、母は部屋から出される。
子宮内に血が溜まっていて、急いで出さないといけないとのこと
急激にお産が進んだことから弛緩出血が起きているとのことで、グリグリと何度もお腹を押され、絶叫
酷い生理痛とも陣痛とも違う痛みで、この痛みが一番痛かったです。
後に母から聞いた話ですが、医療スタッフさんたちが「大変なことになっとる」ととても焦ってバタバタしていたとのことでした
出血が止まらなければ子宮にバルーンを入れる処置をしなければならないとのことでしたが、幸いその処置をせず点滴だけで済みました。
採血の結果、輸血が必要な数値まで下がったそうですが、ギリギリ上昇してきたので、鉄剤の服用だけで済みました。
しかし、通常の自然分娩での入院よりも入院は3日長引きました。
自然分娩ですが、病名がつき、健康保険を使用したことで、加入している医療保険からも保険金がおりました
母子手帳を見たところ、出血量は約1,500mlでした
母体には負担がかかった出産でしたが、赤ちゃんはとても元気に生まれてきたので、それが何よりでした。
つわりで毎日嘔吐する日々も、元気いっぱいで夜眠れない胎動も、スピード出産による弛緩出血でフラフラになった出産も、治療を乗り越えたからこその経験だったので、病気にならないことに越したことはないけれど、治療を頑張って本当に良かったと思いました
主治医の先生もとても喜んで下さいました。
育児は大変なこともたくさんありますが、日々娘の成長を見守ることができるのは、とても贅沢なことだと思います。
夫婦二人でしっかりと娘を育てていきたいです。
妊娠や出産に関しては、同じ病気に罹患しても様々な状態の方がいらっしゃるので、今後は闘病ブログで綴ることは避けたいと思います。
妊娠・出産に関しては別のブログを作成しようと思っていますが(去年途中まで作った)、育児に追われ公開まで辿り着ける気がしないので、今回はある程度細かく書くことにしました。
娘の個人情報にも関わるので、細かな日時や写真は記載しないことにします。
今後も定期的に体調の報告等はしていきたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました