孤独のススメ | cinema ROCCO and...

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映画のことや日々のあれこれ。


5/15(日)、“孤独のススメ”。



オランダの田舎町。


妻を亡くしひとり息子とは音信不通のフレッドは、


日曜日の礼拝以外は人付き合いを避け


ひっそりと生活していた。


ある日、


そんなフレッドの前に奇妙な男が現れる。


言葉を話さず記憶もない男テオは帰る家も分からず、


フレッドは仕方なくテオを自宅に泊める。


それから始まったテオとの共同生活は


ルールに縛られたフレッドの静かな日常を


次第に波立たせていく。





世間とのかかわりを極力捨てたフレッドが


テオとの生活で次第に変化していく。


そこには戸惑いや苛立ちもあるけれど、


笑いやちょっとした絆のようなものも生まれていく。


最初にテオに声を掛けていたカンプスの気持ちや、


フレッドをからかう少年たち。


フレッドが過剰に反応するあるキーワード。


それは意外にも大きなポイントで、


フレッドが孤独に生きてきたことともつながっていた。


何も持たないテオとの生活で


フレッドは捨てたと思っていたものを取り戻そうとする。


クライマックスの“THIS IS MY LIFE”に


思いがけずグッときました。