オデッセイ | cinema ROCCO and...

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映画のことや日々のあれこれ。

2/7(日)、“オデッセイ”。



宇宙船ヘルメス号のクルー、


マーク・ワトニーら6人は火星探査任務のさなか


巨大な嵐に見舞われ、


火星からの脱出を余儀なくされる。


脱出の際に嵐によって飛ばされたアンテナの


直撃を受けたマークは行方が分からなくなる。


しかし嵐の中での捜索は不可能で


船長のメリッサ・ルイスはマークは助からないと判断、


マークを残して火星を脱出し


地球への帰還に飛び立つ。


ところが奇跡的に生きていたマークは


なんとか居住施設にたどり着き、


ひとり火星に取り残されたことを知る。


外部との通信もできず、


残された食糧は1か月分、水もわずか。


つぎに有人探査船がやってくるまで4年。


マークの不屈のサバイバルが始まる―。





今年初のSF作品かな?


おもしろかったよー。



嵐に遭遇するところから始まるので、


全編マークのサバイバル!


絶望的な状況にもかかわらず生き延びる術を


模索する冷静かつ諦めないマークの姿が、


ROCCOの気持ちをぐいぐい引っ張ります。


マット・デイモンはこういう役がよく似合うなぁ。


自分が助からなかったときのため、


後進のためにとビデオログを撮っていて、


そんななかにもちょこちょこっとジョークを


挟んだりと前向きで自分を見失わないマークが


とても強くカッコイイね。



ただ機転が利きすぎて、


そこまでの危機感が漂ってきてない感じが・・・。


運よくマークが植物学者だったり、


“火星菜園”だったり、水の確保だったり。


それはもう大ピンチなんだろうけど、


そこそこあっさりと乗り越えてるように


見えちゃったのがもったいないなぁ。



ほかのクルーも意外に活躍の場が少なくて、


なかなか豪華なメンバーなのにね。


そんななかROCCOは


最初にマーク生存の可能性を発見した


NASAのエンジニア、ミンディ・パークに注目!


演じるのはマッケンジー・デイヴィスさん。


役柄なのか地なのか、


フランス語っぽい訛り(に聞こえた)に個性が出てて


なんだか印象に残りました。


これから来そうな女優さんでしたー。



それなりの訓練とお金があれば宇宙に出られる


時代にはなってきたけど、


現実に火星を開拓していく日はやってくるのかしら?


火星を舞台にした映画もたくさんあるけど、


なんだかんだで過酷な環境の火星。


そんな世界ってまだまだ遠そうだー。



ところで。


昨今のハリウッド大作において


中国市場は外せないけど・・・。


どうにも露骨すぎる気がするんだよねー。



第88回アカデミー賞は、


作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)など、


7部門ノミネート。