クリムゾン・ピーク | cinema ROCCO and...

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映画のことや日々のあれこれ。

1/9(土)、“クリムゾン・ピーク”。



20世紀初頭、ニューヨーク。


実業家カーター・カッシングの一人娘で


小説家を夢見るイーディスは


幽霊小説を書くなど社交界では異端の存在だったが、


街の若い医者アランに好意を寄せられていた。


ある日、


カーターに事業の援助を請うために


イギリスから準男爵のトーマス・シャープと


姉ルシールがやって来る。


イーディスとトーマスが互いに惹かれ合っていくが、


トーマスに不穏な何かを感じたカーターは


援助を断りイギリスに帰るように仕向ける。


そんな中、


カーターが不審死を遂げる。


トーマスと結婚したイーディスは


イギリスの辺鄙な丘にあるトーマスの屋敷を訪れる。


そこは冬になると赤い粘土質の土壌が


積もった雪を赤く染めることから


“クリムゾン・ピーク”と呼ばれていた。


そのときイーディスは幼いころに亡くなり


亡霊となって現れた母親の言葉を思い出す。


『“クリムゾン・ピーク”に気を付けなさい』





ジャンルでいうとゴシック・ホラーとかそういうの?


でもお化け屋敷っぽいお話に見えて、


お化けは脇役というか。


イーディスが自分の小説に出てくる幽霊について


『幽霊は過去の比喩』


って説明するシーンがあって、


まさにそんなお話で愛の物語なのでした。


ちょっと歪んでたりするんだけどね。



監督のギレルモ・デル・トロは、


“ヘルボーイ”シリーズや


“パシフィック・リム”みたいな娯楽作品もあるけど、


“パンズ・ラビリンス”や本作みたいな


ダークな作品に独特の世界観が表れてるよね。


おどろおどろしい中にも美しさがあるというか。


建物や背景もそうだけど、


衣装や髪型が美しいのです!


キャラクターと場所に合った衣装になってて、


ニューヨークとイギリスでは雰囲気が違うんだよね。


イーディスの髪型も手が込んでたー。



イーディス役のミア・ワシコウスカは


華奢なイメージのキレイな女優さん。


役柄的なこともあって


なんだかずっと眉根を寄せてて


ちょっともったいなかったなー。


笑顔見たいー。


ルシール役はジェシカ・チャステイン。


この人も美人さんだけど、


意外にハードな役が多い気が・・・。


髪の色で印象がガラリと変わるよね!


トーマス役はトム・ヒドルストン。


ROCCOの記憶の中でババーンと出てきたのが


“マイティ・ソー”シリーズのロキ役で、


あとは・・・?


そう思うと名前が出だしてから


そんなに経ってない気もするし、


もっといろんな作品に出てほしいね。