おみおくりの作法 | cinema ROCCO and...

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映画のことや日々のあれこれ。

3/22(日)、“おみおくりの作法”。



ロンドン南部ケニントン地区の公務員、


ジョン・メイ、44歳。


ジョンの仕事は孤独死した人の葬儀を執り行うこと。


事務的に処理することもできる仕事だが、


ジョンは亡くなった人の家族を見つける努力を怠らない。


彼らのために葬礼の音楽を選び弔辞を書き、


ひとりひとり誠意をもって弔うのが彼の作法だった。


ある日、


ジョンの真向かいに住むビリー・ストークという


年配の男性が亡くなった。


自分の住まいのすぐ近くでその人を知らないまま


起きてしまった孤独死にショックを受けるジョン。


さらに人員整理で解雇を言い渡されてしまう。


ビリーの葬儀が最後の仕事となったジョンは、


これまで以上に熱意をもってビリーの人生をたどっていく。





シクシク。


切ないわ。


家族や友人もなく誰ひとり参列しない葬儀だけど、


ジョンは亡くなった人の人生をたどり


その人に合った葬儀を執り行い、


親友であるかのように故人を見送るのです。


そんな死者を相手にした仕事だからか、


ジョンの生活は単調で孤独。


自分が孤独だから彼らを放っておけず、


誠意をもって“おみおくり”しているのかもしれないね。



ただ丁寧すぎるジョンの仕事ぶりに


『時間かけ過ぎ。きみクビね』


と解雇されちゃいます。


そうなると最後の仕事になったお向かいさんビリーの


“おみおくり”にチカラが入らないワケないよね。


ビリーの人生をたどるなかで、


出会った人たちとの交流が


単調だったジョンの人生に新しい広がりをもたらして、


『あ、これステキなエンディングかも?』


とROCCOさんちょっとウキウキしてたんだけど・・・。


悪くはないけど・・・切ないわ。



ジョン・メイ役のエディ・マーサン。


役柄もあってか地味めな印象ながら、


数々の大作に出演していました!


うむ。


地味めで“そういえば・・・?”ぐらいしか思い出せないゾ。


ごめんねエディ。