イントゥ・ザ・ウッズ | cinema ROCCO and...

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映画のことや日々のあれこれ。

3/15(日)、“イントゥ・ザ・ウッズ”。



とある王国に住むパン屋の夫婦。


なかなか子宝に恵まれない彼らだったが、


その原因はなんと魔女にかけられた呪いのせいだった。


『呪いを解き子を授かりたければ


3日後の夜までに4つのアイテムを手に入れるのだ』


魔女がパン屋に要求したアイテムとは、


真っ白な牛に赤いずきん、黄色い髪と金の靴だった。


“子を授かる”という願いを胸に


アイテムを探しに森へ出かけるパン屋。


そしてときを同じくして、


それぞれの願いを叶えるために


森へ踏み入る者たちがいた。





ジャックと豆の木。赤ずきん。


塔の上のラプンツェル。シンデレラ。


この4つのおとぎ話にパン屋の願いを絡めたお話。


それぞれのストーリーがコンパクトにまとめられてて、


ハッピーエンドのその先まで描かれてます。


ただそれがハッピーエンドなのかというと・・・。



パン屋に呪いをかけた魔女は悪者のようだけど、


彼女自身も呪いにかかってて


また願いもあるのです。


みんないろんな願いをかなえるために


あの手この手を尽くすんだけど・・・。


何が本当の願いなのか、


そこへ至る道を間違えないこと。


そんな教訓が込められていました。



そこそこ知ってるはずのキャラクターも


『こんなキャラだったっけ?』


と思うようなおもしろい仕上がりのものも。


赤ずきんなんて・・・純粋さゆえかしら?


セリフの端々にブラックな部分が出ちゃってる。



オオカミさんはジョニー・デップ!


彼のこういうキャラでゴリ押しするような役は


正直見飽きた感があるんだけど、


ならではのらしさがあるというか・・・やっぱウマい!


そんなイメージも手伝ってか、


最近はフツウの役での当たりがないよなぁ。



あとはバカっぽい王子の兄弟の


川での共演がおもしろかったー。



ミュージカルな作品でお話もメロディーも


テンポはよかったです。


でも声なのかな?


ROCCO的にちょっぴり微妙に感じるところもあったり。


パン屋の夫役ジェームズ・コーデンは


役柄や歌い方もあるんだろうけど


“ワン チャンス”のときほどじゃないような気がしたー。


魔女役メリル・ストリープは圧巻です!



ということで、


ディズニーの森には魔法と呪いと冒険と、


そして愛がいっぱい詰まっているのでした。



第87回アカデミー賞は


助演女優賞(M・ストリープ)など3部門ノミネート。