入院生活に慣れるには1ヶ月程かかりました。それまで、ずっと寝たきり状態。ご飯とトイレ以外は。
変化が見え始めたのは、それから。近くを散歩できるようになりました。
次は、病院から出ているバスで駅まで行き、カフェで過ごし、病院に戻る。コロナ禍でしたが、主治医から、どんどん出かけて良いですよ、と言われていました。
次は、駅の近くのカラオケ店。
好きな歌を思い切り歌う。
声があまり出ないことに気づきました。毎日のように、カラオケ店に出かけ歌っているうちに、だんだんと声が出るようになっていきました。
今後やりたいことを、ノートに書き出してみたのも、この頃です。
パソコンを習う
水泳をする
医療事務の学校に通う
まずは、3つ挙げました。
その時点では、かなり難しい感じがしました。
私には、強迫観念があり、水泳は良いけれど、みんなが汚い裸足で歩くところを歩けなかったのです。
今は週に3回も行けるようになった、ラブホなんて不潔で到底無理。
こんな致命傷があったからです。
主人が汚れた靴下で、私が入院中に歩き回って、様々な物を探したので
自宅の床は汚い
見た感じでは、分からないけれど
これがきっかけで、不潔恐怖は、ぱたりと消えました。
電車にも、半年以上乗っていません。不安でしたが、でもやろうという気持ちが湧き出てきました。
主治医からは、そろそろ退院後の生活をイメージしてみましょう、と言われました。
退院したら、家事があります。
洗濯は、病院でも毎日しているから大丈夫。
問題は料理でした。
献立を考え、スーパーで買い物をし、料理をして後片付けをする
前は当たり前にできていたことですが、全く自信がありません。
そこで、1週間の献立を書きました。
外出許可をもらい、1時間半かけて自宅へ。
懐かしい
子どもが家事をしながら、通学している雰囲気が漂っています。
1回目は、ハンバーグを作りました。
お昼ご飯として、久しぶりに自宅で食べました。
なんとかおいしく食べられ、ひと安心。洗い物、掃除機をかけ、病院に戻りました。
思いつきで、急にしたことだったので、主治医には驚かれましたが。
それを何回か繰り返すうちに、自信がつきました。
やっていける
ひな祭りの前日に退院しました。
3ヶ月ほどの入院生活でした。
翌日は、ひな祭りのための、ちらし寿司と蛤のお吸い物を作りました。
早速、パソコン教室、医療事務の学校探しが始まりました。
続く
