介護施設約一ヶ月 母の認識 | 大きな塊の話と、日々の出来事

介護施設約一ヶ月 母の認識

母が入所して約一ヶ月

入所1週間は
服や下着や靴、タオル…と
とにかく1から用意など
さらに突然の病気発見や部屋替えなどあったものの
なんとか、今は落ち着いた


もう一年もたないのかも
とすら思った母も
規則正しい生活のせいか
家にいるよりは生気があるし
認知症も記憶力の低下ぐらいのものだ

他の人を観察し
自分を認識しているし

自分が家では生活できないことも
だから
施設に入ることも理解して
納得していることは
本当にありがたい


そして今や
私の体調を心配してくれる


本来
冗談を言ったりすることが大好きな母なのだが
外見は冗談も通じないような
大人しい、感じなもので

最近になってスタッフさんが
「お母さん、面白い人やねえ!」と
言ってくれるようになった

他の人たちとも
楽しくやってくれているのは何よりだ


この先は
資金とアネの問題さえクリア出来れば


母の穏やかな毎日を
見守ることは幸せだ


母は命尽きる事も認識している


「もう、ここで、おわりかなあ」
「しゃあないな、みんな生きてたら
 地球溢れてしまうもんなあ」


そんな話をする


「まあ、わたしも
  明日この横で寝てるかもわからんで」

「そうやな 先のことは誰もわからんな
  隣の空いてるベッドに寝るか?」


そう言って笑った


「そろそろ帰るか? 気をつけて帰りや」


90にもなる母に
気をつけてと言われる



なんとも幸せな言葉だ



また
ひととき過ぎれば
いろんな問題が見えてくるのだけど

しばらくは


このペースで過ごしたい


心を少し復活させたい…