うまれて、しぬ | 大きな塊の話と、日々の出来事

うまれて、しぬ

筋肉がなくなり自分で歩けない
体も痩せてきた
記憶もすぐに消え
時間の感覚はなく
トイレ行って寝て、食べてだけで1日がすぎる

昔はなかなかの美人で
もてはやされたセレブのお嬢様だったが

見る影もない

そんな母を見ると
辛いと同時に
それは未来の自分の姿だ

生きてしまえば
わたしもあの状態になるだろう




人生ってなんだろうと

人生最期あたりの命を見ると
改めて思う




人は進化した生き物だというけど

生まれて、死ぬ、というのは
地球ができてから
太古から

なにも進歩していない


生じて、消える



その営みって、なんなんだろうな




なんのために生まれてしまったのか
何十年と自分に問いかけているが


いまだにわからないままだ


父ときも入院の病室に通ったのはわたしだ

葬儀の手続きはわたしがやった

アネたちはなにもしない
一人のアネは参列すらしなかった

また
母もわたし一人で対処することになるだろう


次は今増えている「直葬」で済ませるつもりだ


アネもわたしが対処することになるんだろうな



ああ

わたしはこの家族を
葬るために生きてきたのか




むなしいなあ



さあ
明日も辛い1日だ