前作で2021年リリースの42ndアルバムの『Latest Record Project, Volume 1』でコロナ禍のもたらす行動制限、さらにはSNSなどを批判したヴァン・モリソン(Van Morrison)が、2022年もロックダウンと行動制限に対し批判する43rdアルバム『What's it gonna take?』をリリースした。Van Morrisonは北アイルランドで1945年に生まれ1964年に伝説のバンド・ゼム(Them)を結成し1972年までゼムとして活動し、その後、ソロ活動をしている。このアルバムは北アイルランドも統括するボリス・ジョンソン首相がロックダウン中の首相官邸内で連日パーティーを開き糾弾されている中の発表となった。
曲目リスト
①DANGEROUS
②WHAT’S IT GONNA TAKE?
③FIGHTING BACK IS THE NEW NORMAL
④FODDER FOR THE MASSES
⑤CAN’T GO ON THIS WAY
⑥SOMETIMES IT’S JUST BLAH BLAH BLAH
⑦MONEY FROM AMERICA
⑧NOT SEEKING APPROVAL
⑨DAMAGE AND RECOVERY
⑩NERVOUS BREAKDOWN
⑪ABSOLUTELY POSITIVELY THE MOST
⑫I AIN’T NO CELEBRITY
⑬STAGE NAME
⑭FEAR AND SELF-LOATHING IN LAS VEGAS
⑮PRETENDING
リチャード・ダン(org/key)、ステュアート・マクロイ(p)、ピート・ハーリー(b)、コリン・グリフィン(ds)といった常連バンド・メンバー、アラン"スティッキー"ウィキット(perc)、デイヴ・キーリー(g)、セス・レイクマン(fiddle)、ジョン・マカロー(p)等、お馴染みの面子で制作された。1曲目は古き良きフォーク調、2曲目はラテンの香りを漂わせたold pops、3曲目はプレスリーの曲でも良さそうで、4曲目はチェビー・チェッカーとは違うけどツイストしたくなる感じでバックコーラスがノスタルジーをそそり、5曲目はジョー・コッカーに似合いそうで、6曲目はなんか懐かしく、7曲目は少しブルージー、8曲目はドゥーワップ?、9曲目はジャクソン・ブラウンの「ドクター・マイ・アイズ」の系統で、10曲目は一瞬ジャズ風とも思えたがブルース・ブラザーズも思い出させ、11曲目はムード音楽っぽいイントロ、12曲目はカントリー調で、13曲目は昔のリンダ・ロンシュタットに歌ってもらいたいような曲で、一押し、14曲目はお洒落な演奏と囁くようなボーカル、15曲目はラストにふさわしいフランク・シナトラが歌っても違和感がない盛り上がりのある曲と、古臭いけどバラエティに富む。音楽が良くて歌詞のアクは耳につかない。
