米国では5月以降、銃乱射事件が相次いでおり、ニューヨーク州バッファロー、テキサス州ユヴァルディ、オクラホマ州タルサの事件では、いずれも多数の死傷者が出ている。米国のジョー・バイデン大統領は2022年6/2、銃を使った「集団殺害」が続発していることを受け、半自動小銃などを含むアサルトウェポン(突撃銃)や大容量の弾倉を禁止すべきだとの考えを表明した。バイデン大統領は6/2夜に、ホワイトハウスから国民に向けて演説し、アメリカでは日常生活の場が「キリング・フィールド」(殺害場所)になっている状況があまりに多いと述べた。また、議会に対し、殺傷能力の高い武器を非合法にできないなら、購入可能な最低年齢を18歳から21歳に引き上げるよう努めるべきだと述べた。さらに、連邦当局による銃購入者の身元調査の拡充や、警察が危険とみなした人物から武器を取り上げられるようにする「レッドフラッグ法」の全国的な導入を求めた。バイデン大統領が演説の準備をしている最中にも、ウィスコンシン州ラシーンの墓地で複数の人が銃で撃たれる事件が発生したバイデン大統領は演説で、銃をめぐる取り組みについて、「誰かの銃を取り上げるものではない」、「誰かの権利を奪うものでもない」と説明。「子どもたちを守るということだ」と訴えた。その上で、「いったいなぜ一般市民が、30発の弾倉があり、たった数分で何百発もの発砲が可能な突撃銃を購入できるのか」と述べ、現行制度を問題視した。




1941年生まれのユダヤ系アメリカ人 のPaul Frederic Simon とArthur Ira Garfunkelが1957年に「トム&ジェリー」としてデビュー曲「ヘイ・スクールガール」を小ヒットさせた後、1963年に再結成し1964年に『Wednesday Morning, 3 A.M.水曜の朝午前3時)』で再デビューしたSimon & Gurfunkelの1968年の5枚目のアルバム『Bookends(ブックエンド)』の1曲が“America(アメリカ)”でポール・サイモン作詞作曲。普通の語り口のままの韻を踏まない歌詞が特徴。ジョー・オズボーン(ベース)、ラリー・ネクテル(ハモンドオルガン)、ハル・ブレイン(ドラムズ)らがレコーディングに参加。1960年代はアメリカ社会の人種差別やベトナム戦争への介入などへの不信が浮き彫りになり、多くのアメリカ人が自国の在り方と信条に疑問を感じた時期で、この歌は1960年代半ばのアメリカ人の喪失感を歌い、アメリカと自分自身の再生する道を見つけたいという願望を表現しています。



英国のプログレ・バンドYesが1971年にはライブで演奏しており、当時のキーボード奏者はトニー・ケイで、この頃からカバー曲の骨格は出来上がっていた。1972年にアトランティック・レコードがサンプラーとして出したアルバム『The New Age of Atlantic』に収録され、その後の1975年にYesのコンピレーション・アルバム『Yesterdays(イエスタデイズ)』に収録された。頻繁に4/4拍子、6/4拍子、12/8拍子と拍子を変え、長いインストゥルメンタル演奏も加えて10分30秒と長尺であったが、短く編集されたシングル・バージョンは4分12秒であった。長尺版は2003年にリマスター盤として再発売されたアルバム『Fragile(こわれもの)』にボーナス・トラックとして収録され、短縮版はアルバム『Close to Edge(危機)』の再発売に際してボーナス・トラックとなった。スタジオ録音のキーボード奏者はRick Wakemanで、1971年のプロモーション・フィルムではYesのメンバーたちが嬉々としてスタジオで演奏している。なおアメリカ人のSimon & Garfunkelの歌詞「All gone to look for America」は、イギリス人のYesは「All come to look for America」と変えて歌った。

 

“America”の歌詞抜粋

 “Kathy, I’m lost,” I said, though I knew she was sleeping キャシーが寝ているのを知っていたけど、僕は、「キャシー、僕は失くした」と言った。

I’m empty and aching and I don’t know why 僕は空っぽになっちまって苦しいんだ、なぜだか分からない

Counting the cars on the New Jersey Turnpike ニュージャージーのターンパイクで車を数え

They’ve all gone to look for America あいつらもみんなアメリカを探しに出てきたんだ

All gone to look for America → (YesバージョンではAll come to look for America)

All gone to look for America → (YesバージョンではAll come to look for America)