アメリカのヘヴィメタルバンド「メタリカ」の1983年リリースのデビュー・アルバム『キル・エム・オール(Kill 'Em All)』(皆殺しだ、死んでまえ!)は、発表当時はヒットしなかった。当時、メタリカのメンバーはほとんどティーンエイジャーだった(ギタリストのカーク・ハメットは21歳になったばかり、ジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒはまだ20歳にもなっていなかった)。
収録曲
ヒット・ザ・ライツ - Hit the Lights (Hetfield-Ulrich)
ザ・フォー・ホースメン - The Four Horsemen (Mustaine*-Hetfield-Ulrich)
モーターブレス - Motorbreath (James Hetfield)
ジャンプ・イン・ザ・ファイアー - Jump in the Fire (Mustaine*-Hetfield-Ulrich)
(アネージア)プリング・ティース - (Anesthesia)Pulling Teeth (Cliff Burton)
ウィップラッシュ - Whiplash (Hetfield-Ulrich)
ファントム・ロード - Phantom Lord (Mustaine*-Hetfield-Ulrich)
ノー・リモース - No Remorse (Hetfield-Ulrich)
シーク・アンド・デストロイ - Seek & Destroy (Hetfield-Ulrich)
メタル・ミリティア - Metal Militia (Mustaine*-Hetfield-Ulrich)
*:デビュー前、メタリカは2回のメンバー・チェンジし、Dave Mustaine(デイヴ・ムステイン)はKirk Lee Hammett(カーク・ハメット)の前任ギタリスト。
メンバー
Jamed Hetfield(ジェイムズ・ヘットフィールド):ボーカル、ギター
Kirk Lee Hammett(カーク・ハメット):ギター
Clifford Lee "Cliff" Burton(クリフ・バートン):ベース)
Lars Ulrich(ラーズ・ウルリッヒ):ドラムス
1曲目はまさしくDeep Purpleにとっての“スピードキング”。2曲目はキッスみたいだが、4曲目はさしずめDeep Purpleの“スペーストラッキング”の立ち位置。7曲目はCreamのような感じからメタルに変身。8曲目はDeep Purpleの“嵐の使者(Stormbringer)”→“ファイアボール”のように展開。