Yesterdaysの名前を聞いて、Yesの初期のベスト+コンピレーション盤『Yesterdays』が思い浮かべば大正解。理由は後述・・・

東ヨーロッパ中央部に位置するハンガリーは、国土の中央部をドナウ川が流れ、ハンガリー平原が広がる。古代にはパンノニア(Pannonia)と呼ばれ、紀元前1世紀にローマに占領され、4世紀後半にはフン族が侵入した。なお、フン族(Hun)は4~6世紀に中央アジア~東ヨーロッパに住んでいた遊牧民で紀元前3世紀に中国の北の隣国であった匈奴との関連性も指摘されている。6世紀にアヴァールに侵入され、8世紀にフランク王国の支配下に移り、9世紀に東から移動してきたマジャル人が10世紀末にアジア系民族の王国を建て、その後、オスマン帝国やハプスブルク家の支配を受けたが、20世紀初めにハンガリー王国として独立した。かつて第一次世界大戦後にハンガリーでツラン運動という民族運動が起こり、伝説ではハンガリー人はフン人の子孫とされていたため日本人とハンガリー人とは同根だという説がまことしやかに唱えられたためか、親日的な国である。ハンガリーの祖先は、戦前まではフン族というのが通説で、ハンガリーは「フンガリー」、フィンランドは「フンランド」と言われていた。しかし現在の学会では、ハンガリー人とフン族の密接な関係は否定されているが、一方、今でも100人のうち3人か4人は蒙古斑が出て、お辞儀の仕方が非常に日本的で、ハンガリー語の文法は日本語と似ており、人名も名、姓ではなく姓、名の順である。第二次世界大戦では枢軸国側で参戦し、戦後、ハンガリー共和国としてソ連の占領を受けた後、1949年からソ連の影響下で社会主義体制のハンガリー人民共和国に移行。冷戦時には共産圏国家としてワルシャワ条約機構に加盟していた。1956年に民主化を求めて起こったハンガリー事件はソ連の介入で鎮圧された。しかし早くから改革に積極的で、1989年には、西隣のオーストリア国境に設置されていた鉄条網を廃棄してハンガリー共和国となり東ヨーロッパ民主化の先駆けとなり、NATOには1999年に、EUには2004年に加盟した。2012年には国名をハンガリー(Magyarország:マジャロルサーグ)とした。イタリア三色旗が縦縞で右から赤、白、緑であるのに対しハンガリーの国旗は横縞で上から赤、白、緑である。なお、ノーベル賞の受賞者数は人口比では世界一で、非常に頭の良い人が多い国でインテルの共同創設者のアンディ・グローブ、コンピ ュータの創始者のノイマン、最近ではジョージ・ソロス、音楽ではリスト、バルトーク、コダーイがいる。

2022年3/25、ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が欧州連合(EU)首脳会議で武器供与と対ロシア制裁の強化を求めたことについて、「国益に反する」として拒否する方針を示した。ハンガリー政府のコバーチ・ゾルタン(Zoltan Kovacs)報道官は「ハンガリーはこの戦争に巻き込まれたくない。このため、ウクライナへの武器供与は認められない」と説明した。ハンガリーは欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の加盟国だが、オルバン・ビクトル首相は近年、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と親密な関係を築いており、ハンガリーはロシアによるウクライナ侵攻開始以降、ウクライナ難民を50万人以上受け入れてきたが、ウクライナに対する軍事支援や自国経由での武器供与は拒んでいる。過去には、ハンガリーはロシア産の天然ガスと原油をロシアに依存しているため、禁輸は支持できないとも述べていた。まだロシアのウクライナ侵攻が始まる前の2021年9/28、ロシアとハンガリーがむすんだ天然ガス供給契約を巡り、すでにハンガリーとウクライナが対立していた。発端はロシア国営天然ガス会社ガスプロムの子会社とハンガリーの国営エネルギー会社MVMグループが9/27に結んだ長期供給契約で、ハンガリーが15年間、年45億立方メートルのロシア産天然ガスを輸入するというものだった。9/28には両国が互いの大使をそれぞれ呼び出して抗議し、欧州では天然ガスの価格高騰の一因をつくったとしてロシアに対する批判が出ており、ロシア産天然ガスに関する新たな問題が起きていた。問題は従来のウクライナ経由のガスパイプラインではなく、2020年に稼働した黒海経由の「トルコ・ストリーム」を通じてガスが供給されることだ。ウクライナはロシアから欧州への天然ガス輸出の経由地として通過料収入を得ており、2021年9月の契約ではウクライナに落ちる通過料収入は大幅に減るとみられていた。



「イエスタディズ(Yesterdays)」はハンガリー出身で、現在はルーマニア(Romania)を拠点として活動中であるシンフォニック・ロック・バンドで、2004年にルーマニアで開催された音楽祭ペニンシュラ・フェスティバルで最優秀賞を受賞し、2006年にハンガリーの弱小レーベルから『Holdfénykert(Moonlit Garden)』でアルバム・デビュー。2007年には元イエスのギタリストのピーター・バンクス(Peter Banks)とも共演している。2018年リリースの3枚目の自主制作CD-Rアルバムが『Senki Madara』。紙ジャケットで、500枚限定(盤面が黒い特殊CD-R)。出だしのドラムでノックアウトされる。続くリック・ウェイクマンみたいなメロトロンとクリス・スクワイアーみたいなベースに、コレってイエスの新作?って思うほどの親近感あり。女性だけどジョン・アンダーソンばりの囁きボーカルに、まるでスティーブ・ハウなギター。イエス+スティックス+フルートみたいな感じで、ボコーダーも使用?

 

収録曲

01. アグロル・アグラ(Ágról-Ágra)

02. 私を隠して(Rejtsetek El)

03. ハヴァナの虹(Szivárvány Havasán)

04. 君は行ける(Elmehetsz)

05. 教えないで(Ne Mondd El)

06. 明けの明星(Hajnalcsillag)

07. 喉の乾いた鳥たち(Szomjú Madarak)

08. 雨(Eső)

09. 太陽(Nap)

10. 私を許して(Úgy Bocsáss El)

 

パーソネル

Semeniuc Stephanie:Lead & Backing Vocals



Bogáti-Bokor Ákos:Guitars, Bass, Fretless Bass, Mellotron, Hammond Organ, Piano, Moog, Vocals



Enyedi Zsolt:Piano, Hammond organ, Moog, 

Roland & Yamaha synthesizers



Fehér Róbert Benjamin:Guitar, Vocals



Kecskeméti Gábor:Flute



Kósa Dávid:Percussion, Backing Vocals 



Szűcs József:Drums




ゲスト

Bogáti-Bokor Orsolya:Violin, Viola

Márton-Sípos Dóra:Cello

Szirtes Edina Mókus:Lead Vocals(5曲目、10曲目)

Tarsoly Csenge:Lead Vocals(6曲目)&Backing Vocals

 

なお、5曲目、10曲目でリード・ボーカルをとっているSzirtes Edina Mókusは1975年7/11、ハンガリーのケチケメート(Kecskemét)出身のシンガー&ソング・ライターでプロとしてヴァイオリンも弾く。