英国のThe Times紙は2022/44、プーチンは「ロシアに対する裏切り者」と見なしていたウクライナの征服を望んでいたが「現在は目的を殲滅に切り替えた」と報じている。米国家安全保障会議(NSC)でロシア担当首席顧問を務めた経験をもつフィオナ・ヒル氏は英国のThe Times紙に「プーチンはウクライナの征服を望んでいたが目的を殲滅に切り替えている。プーチンにとってウクライナの激しい抵抗は驚きだったが、あらゆる事態に備えるという冷戦時代の思考に基づき目的を再調整した。」と説明している。つまりプーチンはロシアに対する裏切り者=親米化したキーウ政権を倒して国民を再びロシアに傾向させることを目論んでいたが、ロシア軍に対する激しい抵抗を見てウクライナ人の排除方法を従属から殺戮による殲滅に切り替え「脅威を完膚なきまでに粉砕することを目指している」という意味だ。ヒル氏は「このような殺戮や非人道的な行為についてプーチンは高い耐性を備えており、自ら和平を求めるつもりはない。どちらにしてもプーチンは国民に対して何かを勝ち取ったように見せる必要性がある。」と述べ、ウクライナでの戦いが長期間に及ぶことも覚悟していると指摘した。さらに興味深いのは「国家存亡の危機にのみ戦術核兵器を使用するという定義の変更をロシアは試みている」という指摘で、プーチンは経済危機や自身の罷免も「国家存亡の危機に該当する」と再定義することを狙っており「これが実行に移されれば核兵器の使用条件が曖昧になった世界全体がより危険に晒される=リスクの計算方法が狂うという意味」とヒル氏は述べている。







『ELECTRIC』は英国のロック・バンドであるザ・カルト(the Cult)が1987年にリリースした3枚目のアルバム。以前はサザン・デス・カルトというバンド名で活動していたが、この作品からバンド名を変え、シンプルなバンド名になった。アデル、ウィーザー、AC/DC、エド・シーラン、エミネム、カニエ・ウェスト、サンタナ、ZZトップ、シャキーラ、スマッシング・パンプキンズ、スレイヤー、トム・ぺティー、ビースティー・ボーイズ、ブラック・サバス、ミック・ジャガー、メタリカ、U2、Run-D. M. C. 、リンキン・パーク、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レディー・ガガなどそうそうたるアーチストのプロデュースで有名なリック・ルービンがプロデュース。2013年、アルバムは『ELECTRIC-PEACE』‎‎というタイトルで2枚組CD‎として再リリースされ、1枚のディスクには最初にリリースされたアルバムが収録され、2枚目のディスクにはマナー・セッション中に録音されたPEACE‎‎・アルバム全体が収録された。‎

 

1969年〜1971年に活動したフリーのよう軽快なロック。『Electric』の2曲目“PEACE DOG(平和の犬)”、3曲目の“LIL’ DEVIL(ちょい悪魔)”、7曲目の“KING CONTRARY MAN(王に背きし者)”(歌詞にI saw the devilとあり)、8曲目の“LOVE REMOVAL MACHINE(愛の除去マシーン)”、10曲目の“OUTLAW(無法者)”、『PEACE』の7曲目の“CONQUISTADOR(コンキスタドール=征服者、16世紀にメキシコ、中央アメリカ、ペルー文明を征服したスペイン人を指す言葉)”など、今この情勢で物騒な題名が並ぶ。『ELECTRIC』の9曲目にあるステッペンウルフの曲“BORN TO BE WILD(ワイルドで行こう!)”(1968年)も過大にアレンジされることもなく格好良い。