2022/3/29にトルコの仲介でイスタンブールにて行われたロシアとウクライナの停戦協議は、ウクライナ側が新たな安全保障の枠組みと中立化について提案して終了した。一方的な先制攻撃に停戦という言葉が使われるのに違和感があるが、トルコの立ち回りには世界が感謝すべきである。今後の経過はロシアのプーチン大統領の判断次第で、ウクライナのゼレンスキー大統領も楽観視しておらず、「交渉はポジティブなものだと評価できるが、砲撃はやんでいない。我々を滅ぼそうとする敵側の交渉団の発言を信用する根拠はない。」と述べている。

 

ロシアとウクライナの交渉のお膳立てをしたトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdoğan)大統領は、「ロシアも友達、ウクライナも友達、協議が進展すれば首脳会談への道が開かれるだろう。」と述べた。1954年生まれのエルドアン大統領は2014年から大統領を務めており、外交政策は新オスマン主義と評されている。多くの内政問題・外交問題があり、1952年に軍事同盟であるNATO(北大西洋条約機構)には加入しているが、経済的・政治的連合であるEU(欧州連合)には加入できていない。エルドアン大統領はバラク・オバマ米大統領との会談で、「トルコは東も西も、北も南も注目する。」と様々な国との関係構築に積極的な姿勢を見せていたが、今回のことで男を上げた。




トルコの音楽集団「Baba Zula」は1996年にイスタンブールで結成され、19 60年代のサイケデリック・ロックに影響を受け、トルコの民族音楽にオルタナティブの要素を融合させている。エフェクターを駆使したトルコの弦楽器エレクトリック・サズ(Elektric Saz)、ジプシー音楽で用いられる木のスプーン(Spoons)、中近東~トルコ音楽まで幅広く用いられる伝統打楽器ダラブッカ(Darbuka)、中東の伝統的弦楽器エレクトリック・ウード(Electric Oud)などを用いて、現代的なイスタンブールの音楽を演じている。

 

Murat Ertel: OME Elektric Saz, Vocals, Synth

Levent Akman: Spoons, Cymbals, Machines, Percussion

Ümit Adakale: Darbuka, Davul, Bendir, Percussion

Periklis Tsoukalas: Electric Oud, Vocals, Synth

Nourah: ベリーダンス(Bellydance)

 

「Baba Zula」の『XX』はドイツのレーベルから2017年にリリースされた結成20周年を記念したコンピレーション盤。既発売曲の再録音やリミックス、未発表ライブ音源、アルゼンチンのシンガー・ソング・ライターLa Yegrosや北海道のアイヌミュージシャン加納沖のバンド「Oki Dub Ainu Band」とのコラボ音源、仏米混成バンドの「Deleyaman」がリメイクした音源などが収録。ザ・ポリスやスティングにも通じる。ポリス マイナス ポップさ プラス エスニックさ増し盛り。また、女性ボーカルが怪しげ。なお、ボーナスCDはイギリスの音楽プロデューサーのマッド・プロフェッサー(Mad Professor)などのダブ・ミックス。