ピンク・フロイドの「狂気」、「炎」に並ぶ定番。
プログレ・フォロワーには説明無用。荒涼たる大地のような心象風景が思い浮かぶ。
発売当初1970年はLPのA面全てを費やされた。
Atom Heart Motherとは、原子力で動く心臓ペースメーカーを埋め込まれた妊婦のニュースを見て作られた造語で、当時は科学の最先端であった原子力と、精神世界の根源である心がリンクした新たな発想だった。
原子力は人類のさらなる発展を約束する道具だったはずだが、一方、武器にもなりえた。原子力に絡む原発や核兵器に関するニュースを見るたび、殺伐とした空気が胸に染み入る。
ピンク・フロイドのフォロワーとして1990年に発売されたthe KLFのCHILL OUTが思い浮かぶ。
もともとCHILL OUTとは「落ち着く」という意味で、「のんびりと時間を過ごし楽しむ」ニュアンスがあり、アンビエント音楽の1つとも考えられている。
原子力に関しても、是非chill outして欲しいものだ。

