今、戦火の真っただ中にあるウクライナの首都・キエフ市にとって、京都市は世界で唯一の姉妹都市である。キエフはウクライナの京都であり、ロシアにとっても心の京都である。1958年、当時ソ連邦の駐日大使が京都を訪問したとき京都市長にキエフとの提携を提案し、1959年キエフ市長から正式に申し込みがあった。その後、交流を深めた後、1971年に姉妹都市結成宣言を行った。京都市役所前には2001年にキエフから寄贈された友好記念碑があり、大理石でできた記念碑の正面にキエフの市章「聖ミカエル」、四方にウクライナの国旗などが彫られ、記念碑の上に聖ミカエル像のミニチュアが飾られている。一方、キエフ市内にも1982年に京都公園が造園され、公園に面した通りの名前は京都通りといったそうだ。100本の桜の木や枯山水の庭もあったというが、戦火で、どうなったことやら?

 

京都市はウクライナへの連帯と平和への願いを示すため、3/2、友好記念碑の前に献花台を設置し、市役所や区役所など73ヶ所に募金箱を設置。さらに専用の口座も作り、ウクライナを支援するための寄付金を3/31まで集める活動も始め、寄付金を直接キエフに送る予定。3/5には国外に脱出したウクライナ難民の受け入れを検討していることを表明し、関西広域連合はロシア軍の主権侵害に抗議する声明を発出した。3/4~3/15には二条城の東南隅櫓(すみやぐら)がウクライナの国旗カラーである青色と黄色の光にライトアップ。さらに3/6、ウクライナに侵攻したロシアに抗議する反戦デモが京都タワー前で行われた。




The Cureが1985年にリリースした『The Head On The Door』の2曲目に“Kyoto Song”という曲がある。

 

The Cure Kyoto Song

It looks good, it tastes like nothing on Earth 見栄えが良く、こんな味がするものをこの世で食べたことがない

It's so smooth. It even feels like skin とても滑らかで、まるで肌のようだ

It tells me how it feels to be new どのように新しく感じるかおしえてくれる

A thousand voices whisper it true 千の声が、それは本当のことだと囁く

It tells me how it feels to be new どのように新しく感じるかおしえてくれる

And every voice belongs, すべての声が

Every voice belongs to you すべての声が、あなたのものだ

 

ザ・キュアー(the Cure)は、1978年に結成されたイングランド出身のロック・バンド。ギター&ボーカルのロバート・スミス(Robert Smith)、ベースのマイケル・デンプシー(Michael Dempsey)、ドラムのローレンス・トルハースト(Laurence Tolhurst)のスリーピース・バンドを結成。 翌1979年にシングル「Killing An Arab」でデビュー。1976年にギター、キーボード、サックスのポール・トンプソン(Porl Thompson) が加入し、1979年にベースはサイモン・ギャラップ(Simon Gallup)に交代。1983年にローレンス・トルハーストはキーボードに転向し、ドラムは1983~1984年はアンディ・アンダーソン(Andy Anderson)、1984年からはボリス・ウィリアムス(Boris Williams)。当初はパンク系~ニュー・ウェイヴ・バンドであったが、ゴシックやオルタナに分類されるようになり、ガレージ・バンドっぽさもある。『The Head On The Door』は1985年発売の6枚目のアルバム。アルバム名は、ドアの上に人の首が乗っていた悪夢から名づけられたそうだ。1曲目の“In Between Days”はキャッチーでポップな曲だが、2曲目の“Kyoto Song”は、ただひたすら物悲しく暗く。京都というフレーズは出てこず、歌詞は悪夢に関してで、演歌的な旋律で琴の音のようなキーボードが東洋情緒たっぷりだが、ボーカルにコブシがないし、コーラスが洋風。日本ってそんなイメージなんだと納得した。