日本では「ヨーロッパのビール」というと、ベルギーとドイツが有名ですが、イギリスもビールの醸造が盛んな「ビールの国」です。
勿論、パブとかでもビールは大人気(^∇^)。ビールの消費量もかなり多いのではないかと思います。
今日は、そんなイギリスのビールのお話です。
(但し、あくまでもrobpapaがイギリス人から聞いた話をベースにしてますし、人によって呼び方や分類等は異なるかもしれないので、悪しからず。。。)
①「ビール」とは?
まず、日本人に馴染みのある、炭酸が効いていてキンキンに冷やして飲むビール
は、イギリスでは「ビール」と呼びません∑(゚Д゚)![]()
イギリスのビールは、一般的には、炭酸がそれほど強くなく、温度も常温に近い状態で飲まれます。
イギリス人はこの状態を、"flat"と表現しますが、これがイギリスで言うところの「ビール(beer)」です。
この味の違いは製法の違いから来ているようで、日本人に馴染みのあるビールが下面発酵という製法で醸造されるのに対して、イギリスのビールは上面発酵という製法で醸造されます。
そして、種類は色々あって味も千差万別ですが、黄金色であっさりとした味わいの「マイルド(mild beer)」と、色がダークでコクのある「ビター(bitter beer)」に大別されます。
②日本で一般的なビールは何と呼ぶのか?
では、日本で一般的にビールと呼ばれている飲み物は何と言うかというと、「ラガー(lager)」(^-^)/
元々はイギリスのビールではないそうですが、現在ではイギリスでも一般的に飲まれていて、メジャーなものでは、フォスターズ(オーストラリア)、ハイネケン(オランダ)、カールスバーグ(デンマーク)、ステラ・アルトワ(ベルギー)等があります。
↑のカッコ内をご覧になっても分かるとおり、基本的にはイギリス以外の醸造メーカーですね。
③ギネスってビール?
以上のような、ビールとラガーの他に、日本でビールと呼ばれているものとして有名なのは、ギネスビール
!
実は、これもイギリス人に言わせると、「ビール」ではなく、代わりに、「スタウト(stout)」と呼ばれています![]()
スタウトとは、黒くなるまでローストした大麦を使用し、上面発酵によって醸造されたビールのことです。
一般的には、「スタウト=ギネス」というイメージが強いですが、ギネス以外でも上記の方法で醸造されたビールは「スタウト」と呼ばれています。といっても、実際はギネス以外のスタウトは、イギリスではほとんど見かけませんけど。。。
④「エール」とは?
イギリスでは、ビールのことを「エール(ale)」とも呼びます。
歴史的には、ホップを添加したものを「ビール」、ホップを添加しないものを「エール」と呼んで区別していたようですが、現在ではホップの添加が一般的になってきたためか区別なく使用されており、「ビール=エール」と理解して差し支えないのではないかと。
但し、「エール」という場合には上面発酵によって醸造されたもの全体を指すことがあるので、その場合は「スタウト」も「エール」の一種となり、イギリス人が「ビール」と言われて思い描くものと少しずれが生じるかもしれません。
⑤「リアル・エール」とは?
イギリスのビールの一形態として、「リアル・エール(real ale)」と呼ばれる飲み物があります。
これは何かというと、昔ながらの製法で醸造されたエールです。
特徴があるのはまず注ぎ方。ギネスと同等に細かい泡が出るので、途中まで注いだら一旦泡が落ち着くまで待ちます。
味の方は、独特の酸味と風味があります。慣れない人には少し飲みにくいかもしれません(´□`。)
ラガーの流行等により近年ではパブでも殆ど見かけませんが、今でも昔ながらのリアル・エールを出すお店もあります。
また、「真のエールを守る会(CAMpaign for Real Ale。通称CAMRA)」という保護団体まであったりします。
ということで、一口にビールと言っても色々奥深い国、イギリス(ノ゚ο゚)ノ
パブに行くと、見たことのないブランドのビールが沢山並んでいてどれを注文してよいのか戸惑いがちですが、このような違いを知っておくと、注文がしやすいと思います(°∀°)b
そして、パブに行くのが楽しくなるかもしれませんよ(@_@)???