本日、いつも利用している駅の
ホームの端っこに、花束が置いてあった。
風邪に飛ばされないことを懸念してか、
柱の影に隠れるようにひっそりと。

誰かここで死んでしまったのだろうか?
きっと、そうなのだろう。
死因として考えられるのは、
飛び込みか、事故か、
酔ったまま眠って起きなくなってしまったか。

最近、生活が平坦すぎて、久しく「人間は死ぬ」ということを
忘れてしまっていた。

バイクの事故、車に轢かれたとき、ビルの3階くらいから落下したとき、
他には? 
渓谷にロープを張って、渡っている最中に千切れた時。
雪山の一夜をシャツ1枚で過ごした時。
色々思い出せないが、俺は死ななかった。
ありがたい。
生きていた。
頑丈な身体でよかった。
この身体の使い道は、きっと「ただ自分のことだけ考えて生きている」ためではない。
そう思うので。

警察か消防にでも転職しておけばよかったなー。

いまさらながら。
そう思うので。