たまにはいつもとは違う美容室に行く。
予約はネット検索で、しかも男性歓迎を探し、分かりやすく安いところへ向かう。
スタッフも男性が多いほうがベストだ。
予約の電話には男性が出た。
電話口のこちらがオトコでも不思議に感じていない様子。
よしよし。
というわけで、本日ヨコハマの某美容室に行ってきた。
交差点の角にあるビルで、横っちょからエレベーターで店内へ。
朝一番だったので、スタッフ総出でご挨拶だ。
カルテを書くが、特徴がない。
スタッフは全員20前半の年齢に見えた。
若い。
席に呼ばれて座ると、女性のボスがやってきて、仕上がりをどんな風にするのか尋ねてきた。
僕は急に尋ねられて戸惑った。
頭が疲れていた。
朝一番だったせいも多分にある。
「髪の量が多いので、うざったい後ろ髪を切って、パーマも自然風なウェーブを演出して下さい」
要約するとそんなコトを伝えた。
念のため、
男性ヘアカタログで自然な長髪のパーマを確認する。
これだ。
男性ヘアカタログで、髪型がカッコいいデブの写真が一般のイケメンズに紛れているのを確認する。
ぶふぅ!こ、これぞ!
そんな腹式呼吸の僕を余所に、カット&パーマは進む。
この店、スピーカからの音量が大きい。
スタイリストと会話するのに大声を上げなくてはいけないので、疲れる。
僕はグッタリした。
疲れていたので目を閉じた。
次に目を開いた時は、頭部がパーマのビニールに包まれていた。
手元の雑誌で、32歳ナンバーワンホストが、インタビューで9年間自衛隊に勤務していたコトを話していた。
僕の大先輩だ。
ホストになるわけでもないし、自衛隊で出会ったこともないが。
僕は儚い想いの涙を両手で零れないように包み込んだ。
(僕は雑誌を閉じた)
そして時間がやってきた。
ついに頭を包むビニールを外す時間だ。この時が一番楽しい。
いったいどんな髪型になっているのだろうか?!
たいへん楽しみです。
そして!ついに!封印が解かれる!
ビニールをゆっくりと外し・・・
カーラーを外し・・・
タオルを外し・・・
僕はアフロになっていた。
おおお?!
僕は深淵で枯渇する愛に叫びを上げた。
(僕は心の中で驚いていた)
その愛はまるで円卓の騎士。
(アフロじゃねーか!!)
しかも前髪だけはパーマされずに残っている。そしてその周りはボリューミーだ。まるでキャバクラだ。
スタイリストは腰が砕けた僕を頭を洗う部屋へと導き、わしゃわしゃと洗髪する。
元の席に戻ると、わりと髪はなだらかになっていた。
良かった・・・おさまっている。
いやしかし、全然ゆるやかなウェーブを演出していないのだが?!
そんな僕は静かにお会計へと導かれた。まあ、これはこれで面白い。
しかも会計は安かった。
しかもなんと、2回目は半額のクーポンをいただいた。
おお、良いねー。
というわけで、僕は意図しない髪型で、前髪だけはパーマされずに町を闊歩する。
友達に会ったのだが、僕を見つけて開口一番。
「ホストみたいだね」
僕は流れる吐息に記憶の残骸をちりばめた。
(家に帰ったら、頭を洗おう)
予約はネット検索で、しかも男性歓迎を探し、分かりやすく安いところへ向かう。
スタッフも男性が多いほうがベストだ。
予約の電話には男性が出た。
電話口のこちらがオトコでも不思議に感じていない様子。
よしよし。
というわけで、本日ヨコハマの某美容室に行ってきた。
交差点の角にあるビルで、横っちょからエレベーターで店内へ。
朝一番だったので、スタッフ総出でご挨拶だ。
カルテを書くが、特徴がない。
スタッフは全員20前半の年齢に見えた。
若い。
席に呼ばれて座ると、女性のボスがやってきて、仕上がりをどんな風にするのか尋ねてきた。
僕は急に尋ねられて戸惑った。
頭が疲れていた。
朝一番だったせいも多分にある。
「髪の量が多いので、うざったい後ろ髪を切って、パーマも自然風なウェーブを演出して下さい」
要約するとそんなコトを伝えた。
念のため、
男性ヘアカタログで自然な長髪のパーマを確認する。
これだ。
男性ヘアカタログで、髪型がカッコいいデブの写真が一般のイケメンズに紛れているのを確認する。
ぶふぅ!こ、これぞ!
そんな腹式呼吸の僕を余所に、カット&パーマは進む。
この店、スピーカからの音量が大きい。
スタイリストと会話するのに大声を上げなくてはいけないので、疲れる。
僕はグッタリした。
疲れていたので目を閉じた。
次に目を開いた時は、頭部がパーマのビニールに包まれていた。
手元の雑誌で、32歳ナンバーワンホストが、インタビューで9年間自衛隊に勤務していたコトを話していた。
僕の大先輩だ。
ホストになるわけでもないし、自衛隊で出会ったこともないが。
僕は儚い想いの涙を両手で零れないように包み込んだ。
(僕は雑誌を閉じた)
そして時間がやってきた。
ついに頭を包むビニールを外す時間だ。この時が一番楽しい。
いったいどんな髪型になっているのだろうか?!
たいへん楽しみです。
そして!ついに!封印が解かれる!
ビニールをゆっくりと外し・・・
カーラーを外し・・・
タオルを外し・・・
僕はアフロになっていた。
おおお?!
僕は深淵で枯渇する愛に叫びを上げた。
(僕は心の中で驚いていた)
その愛はまるで円卓の騎士。
(アフロじゃねーか!!)
しかも前髪だけはパーマされずに残っている。そしてその周りはボリューミーだ。まるでキャバクラだ。
スタイリストは腰が砕けた僕を頭を洗う部屋へと導き、わしゃわしゃと洗髪する。
元の席に戻ると、わりと髪はなだらかになっていた。
良かった・・・おさまっている。
いやしかし、全然ゆるやかなウェーブを演出していないのだが?!
そんな僕は静かにお会計へと導かれた。まあ、これはこれで面白い。
しかも会計は安かった。
しかもなんと、2回目は半額のクーポンをいただいた。
おお、良いねー。
というわけで、僕は意図しない髪型で、前髪だけはパーマされずに町を闊歩する。
友達に会ったのだが、僕を見つけて開口一番。
「ホストみたいだね」
僕は流れる吐息に記憶の残骸をちりばめた。
(家に帰ったら、頭を洗おう)